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  • 【2006年10月号】羅漢果花生南瓜(ろうはんぐぉーふふぁーさむなむぐゎー)

カボチャとピーナツの羅漢果煮込みで、夏バテを防ぐ!:「羅漢果花生南瓜(ろうはんぐぉーふふぁーさむなむぐゎー)」

材料

カボチャ 1/4個
羅漢果 1/4個
茹でピーナツ(冷凍) 10さや
200cc
6g

作り方

. 水を張った鍋に羅漢果を入れ、10分間漬けておく。

. 茹でピーナツは自然解凍してさやから取り出す。薄皮をつけたまま調理する。

. カボチャは、食べやすい大きさに切って面取りする。

. 1の鍋を火にかけ、沸騰したら火力を弱めて約10分間煮込む。

. 4の鍋に2を入れて火をとめ、粗熱をとる。

. 5の鍋に皮を下になるように3を加えて火にかけ、弱火でやわらかくなるまで煮込む。仕上がりに塩をふる。

9月初旬は「白露」。白っぽい露が出来始める季節です。日中はまだしばらく厳しい残暑が続きますが、白露を過ぎた頃から次第に朝晩が冷え込むようになるのです。
またこの時期は台風が到来して、雨の日が多くなります。湿気により栄養の吸収や排泄が滞ると、疲れやすくなったり、めまいや食欲不振、体重の低下など夏バテの症状が起きます。

これらは胃腸が弱い人や水太りの人など、もともと虚弱な体質の人に起こりやすい不調です。なんとなく調子が悪いなと思ったら、冷たい食物やこってりした食物をさけ、無理をせず休息と睡眠をたっぷりとること。
胃腸を元気にして、カラダに余分な湿気がたまらないようにしましょう。食事面では、消化吸収がよく水分バランスを整える食べ物の摂取を心がけます。

今月の食材:南瓜(なむぐゎー)「カボチャ」

カボチャは温性の食べ物で、体を温める効果があります。ビタミンEを豊富に含み、抗酸化作用で血管や肌の老化防止にも最適。
さらに「甘味」という胃腸の働きを促進する食品と考えられ、消化吸収しやすく、夏バテの解消にも最適の食品です。

ビタミンEを豊富に含み抗酸化作用が強いため、免疫力を高めます。また、食物繊維を豊富に含み、コレステロール値を下げたり、便通を良くする効果も信じられています。
βカロテンは皮の部分に多く含むので、なるべく皮はむかずに調理しましょう。

カボチャとピーナツの羅漢果煮込み

ビタミンとミネラルがたっぷりのカボチャを、羅漢果で煮込みました。ほっこりしたやさしい甘みのカボチャと、ほんのり塩味が効いたピーナツの独特な食感が味わい深い一品です。
カボチャもピーナツも皮に栄養分が多く含まれるため、皮をむかずにそのままで調理します。砂糖の代わりに羅漢果を使うと、カロリーが抑えられるだけでなく、長時間煮込んでも煮崩れすることがありません。
残った羅漢果は煎じてお茶代わりに飲むと、カフェインレスのヘルシーなドリンクとして最適です。喉を潤し、咳を抑える効果があるといわれます。