東洋医学では、健康な体に必要な要素を「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つで表します。この3つは互いに影響しあい、全てのバランスが整ってはじめて健康が保たれると考えています。
「むっちりタイプ」とは、血液以外の水分を指す「水(すい)」の代謝が悪く、体内のどこかに水分が停滞しやすい体質のこと。
汗をかきにくい人や、筋肉量の少ない人などに多いタイプで、水や老廃物がたまった部分にむくみが現れ、体がだるく重い感じがします。また水が溜まった部分が冷えやすく、血行も悪くなります。
このタイプの方は、体をあたため血行を改善することで、
体内にたまった余分な水分を排出しましょう。
「内臓冷え」を
とろみスープで改善
胃腸にも水分が溜まることで内臓が冷え、消化不良や下痢を起こしやすくなります。内臓冷えに速攻性があるのは、片栗粉などでとろみをつけた温かいスープ。とろみのおかげで、体内に入っても温度が持続するため、しっかりと内臓をあたためることができます。
冷えとむくみの改善に
「3:3:3」入浴
寒さであまり動かないでいると、よけいに代謝が悪くなり、冷えやむくみが慢性化する怖れも。42℃くらいの熱めのお湯に肩まで3分浸かる→湯船から出て3分かけて体を洗う→これを3回繰り返す「3:3:3」入浴法でしっかりあたたまり、余分な水分や老廃物をデトックスしましょう。
塩分のとりすぎは、水分代謝を悪くしてむくみを助長します。ラーメンなど塩分の高いスープを飲み干すのは、なるべく避けるようにしましょう。
「水(すい)」が滞ることで、
血管を圧迫、血行不良に
水分代謝が弱まることで、
内臓などに「水(すい)」がたまり内臓冷えなどの症状を引き起す
「薬用養命酒」で
血行を改善し
「水(すい)」の巡りを促す
養命酒に含まれる血行を促す生薬の薬効成分の働きによって、血管を拡張し全身の血流を改善します。血行がよくなることで水分代謝も高まり、余分な水分が排泄されます。また、服用を継続することで、冬のつらい不調を改善し、体の機能を高めて健康な体に導いていきます。
冷え症・
肉体疲労を
改善します
第2類医薬品
【効能】次の場合の滋養強壮 冷え症・肉体疲労・食欲不振・血色不良・胃腸虚弱・虚弱体質・病中病後【用法・用量】成人:1回20mL 1日3回
食前又は就寝前に服用してください。
食前やおやすみ前に、養命酒を。薬効成分が血行と共に体内を巡り新陳代謝を活発にします。
血行を促進し、
体を温める働きをもつ生薬
桂皮 ケイヒ
冷えを抑え、体を温める作用がある。健胃薬として食欲不振などにも用いられる。
丁子 チョウジ
消化促進のほか、保温作用なども認められている。
「気」や「血」の
巡りを整える働きをもつ生薬
鬱金 ウコン
血流を整え、新陳代謝を促進して体の機能を整える
益母草 ヤクモソウ
ルチンなどの有効成分が含まれ、血行を促す。
紅花 コウカ
血流を促し冷えを改善。血色を良くする効果がある。
烏樟 ウショウ
自律神経の緊張を調整し、からだ全体のバランスを回復させる。