駒ヶ根工場敷地内にある「健康の森」は、豊かな清流・緑の木々、澄んだ空気が育んだ貴重な自然を多くの人々と分かち合う、癒しの森。
駒ヶ根工場で働くスタッフから、健康の森の自然をご紹介します。
花の形はほとんどアザミですが、葉や茎にとげがありません。
葉っぱはこんな感じです。
「タムラソウ」の名前の由来は図鑑でも不明でした。
私は、田村さんという人が命名したのかと思っていました。
こちらは、
「アキノキリンソウ(キク科)」(撮影日:9月24日)です。
林内のあちらこちらで見かけます。
こちらは、
「シラネセンキュウ(セリ科)」)」(撮影日:9月17日)です。
この「シラネセンキュウ」などセリ科の野草には、
蝶の「キアゲハの幼虫」がよく集ります。
写真は、同じセリ科の「ノダケ」に集っていたところです。
こちらは、アザミの仲間(キク科)(撮影日:9月17日)です。
山野草コースなど、構内のあちこちに沢山咲いています。
「ナンブアザミ」かと思っていましたが、図鑑と見比べると、ちょっと
違うみたいです。アザミは、種類が多くて同定が難しいのですが、
名前はもう少し調べてから、またご報告したいと思います。
野草の花も、なんだか秋らしくなってきました。
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登山道沿いには、様々な高山植物の花を見ることができました。
こちらは、「タカネグンナイフウロ(フウロソウ科)」(撮影日:9月12日)です。
その他にも、
ミヤマアキノキリンソウ、ウメバチソウ、トウヤクリンドウ、ハクサンボウフウ、
ハクサンイチゲ、ムカゴトラノオ、ヤマハハコ、ミヤマキンポウゲ、ウサギギク、
ヨツバシオガマ、ミヤマリンドウ、クロトウヒレン、トリカブトの仲間などなど、
今年はいつもより、多くの花を見ることができました。
参加者全員で5~10kg程度の荷物(椰子マットや金具など)を、
分担して背負子で背負って運びました。
今回の作業場所は、伊那前岳の八合目付近です。
普段は立ち入り禁止の場所に、作業の為、特別に入れていただきました。
右から島田娘の頭、檜尾(ヒノキオ)岳、空木(ウツギ)岳といった、
中央アルプスの峰々を遠くまで見渡すことができました。感激です。
作業風景です。
あらかじめ設計された場所に、椰子マットを敷いて、石を元あった場所に戻し、
さらに金具を打ち込んで固定して行きます。
色のきれいな新しいマットが、今回の作業分です。
尾根の登山道沿いでは、「ウラシマツツジ」の紅葉が始まっていました。
今年は、天気や花に恵まれ楽しく作業することができました。
これは参加賞です。山小屋の有料トイレの利用手形になっています。
富士山では、先日、初冠雪の便りがありましたね。
中央アルプスの紅葉も間もなく、上の方から始まります。
中央アルプス千畳敷の紅葉を楽しんで、ロープウエイを降りられましたなら、
少しだけ足を延ばして、是非、養命酒健康の森へお立ち寄りください。
疲れた体をオリジナルティー&スイーツと、スタッフの素敵な笑顔が
皆様をお待ちしております。
健康の森の営業時間は、9:30~16:30です。
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「ミズカマキリ」は、カメムシ目タイコウチ科に分類される
水生昆虫です。カマキリの仲間ではありません。
私も子供の頃、よく採りましたが、最近では田んぼでも
あまり見かけなくなりました。
ところで、普段は水の中で生活するこの「ミズカマキリ」ですが、
空を飛ぶって知っていますか?昆虫で、羽があるから当たり前と
いうかもしれませんが、、、。
でも、目の前で飛んでもらうには、ちょっと、コツがあります。
子供の頃、父親に教えてもらって、よく遊びました。
そのコツは、またの機会に、写真付きで紹介したいと思います。
今回は、「ゲンゴロウ」らしきものも2匹見つけましたが、
残念ながら、捕捉できませんでしたので、また挑戦したいと思います。
お楽しみに。
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樹木にとって葉っぱの役割は、
光合成によって二酸化炭素と水からブドウ等を生成することや、
呼吸、また水分を空気中に放出(蒸散:じょうさん)して、
その吸引力によって、根から水分を吸い上げています。
ですから、日陰の葉っぱは光合成の生産効率が悪くなるので、
早めに落としてしまいます。
夏も過ぎて、樹木もそろそろ生産調整に入ったようです。
もう一か月近くも、まとまった雨が降らず、
森がカラカラに乾いているのも、落葉が早い原因かもしれません。
カスミザクラの紅葉は、いつもかなり早めで、
もう少しずつ色付いてきました。
今年の秋も、健康の森の紅葉がきれいだといいですね。
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名前の由来は、花が穂になってつくからです。
ツツジの仲間としては、花の時期が8~9月と遅い方です。
こちらは、
「ワレモコウ(バラ科)」(撮影日:9月10日)です。
葉っぱをすり潰すと、スイカの香りがします。
最近、ワレモコウという歌がありましたが、
歌詞は思い出せず、悲しい感じの歌でした。
こちらは、
「ツリガネニンジン(キキョウ科)」(撮影日:9月10日)です。
私の好きな花の一つです。
我が家の田んぼの土手には、割と普通に生えていて、
春先、新芽を山菜としていただきます。
なぜか、うちの家族は「ツリガネニンジン」を「三つ葉」
と呼んでいます。
茎の葉が3~4枚で輪生するからでしょうか??
一般的には、「ととき」という名の山菜として親しまれている
そうです。
こちらは、
「ツルリンドウ(リンドウ科)」(撮影日:9月10日)です。
リンドウなのに、つる性です。
花の形は確かにリンドウです。
つるなのに、リンドウの仲間です。
そういえば他にも、
「ツルアジサイ」や「イワガラミ(以前、登場)」のように、
つるなのに、アジサイの仲間というのがありましたね。
案外とそういうのあるんですよ。
「ツルリンドウ」は林内の遊歩道沿いに、よく見られます。
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こちらは、ミズナラの枝。
よく見ると、ドングリの帽子の部分に黒っぽい
穴のようなものが見えます。
これは、「ハイイロチョッキリ」という虫が、
ドングリに卵を産みつけて、葉の付いた枝ごと切り落としたものです。
「ハイイロチョッキリ」は、オトシブミ科の甲虫で、
姿はゾウムシでわかっていただけますか??
幼虫はドングリの中身を食べて成長し、その後、
土にもぐってサナギになるそうです。
残念ながら、いまだ成虫の姿を確認できずにいる私です。
ドングリだけ切り落としたら、ストンと落ちますが、
葉っぱの付いた枝ごと切り落とすと、ひらひらとゆりかごの
様にゆっくり落ちてきます。
そんなところに、お母さんの愛情を感じます。
駆除は容易ではありませんが、
花は以外ときれいです。
また、花は良い香りがします。
私の子供の頃(昭和40年代後半)から良く飲まれていた、
グレープ味の炭酸飲料の香りに似ています。
万葉の人たちは、こんな「クズ」の花にも、
秋の情緒を感じていたのですね。
私は、そんな情緒を感じつつも、景観整備の為なら
容赦なく刈り払います。
イネ科の一年草、「エノコログサ」<狗尾草>です。
穂の部分を切り取って、手のひらで軽く握り、
小刻みににぎにぎすると、手の中からにょきにょき
出て来るなんて、他愛もない遊びしたことありませんか?
穂の向きを変えて持つと、逆方向に出てきます。
よく見ると、毛色の違うのがいます。
こちらは、「キンエノコロ」<金狗尾草>です。
穂の剛毛が黄金色で、穂が金色に輝いて見えます。
こちらは、「ムラサキエノコログサ」<紫狗尾草>です。
穂の剛毛が紫褐色で、穂が紫色に輝いて見えます。
まあ、エノコログサに秋の情緒を感じつつも、
雑草として、容赦なく刈り払っています。
信州では、朝晩はすっかり涼しくなって、
寝るときは窓を閉めないと、朝方は風邪を引いて
しまうかもしれません。
夕方にはコオロギなどの秋の虫も鳴き始め、
信州では夏もそろそろ終わりです。
去年までは、、、、。
しかし、今年、大きくリニューアルしました。
年明けから、周辺の森林を間伐整備し、池を拡張し、
間伐した丸太を使って橋を作り、新たな散策路を
開設しました。
弥生式復元住居の近くから、チップ舗装された
新しい散策路を歩いて行きます。
20m程歩くと、小川を渡ります。
すぐに、水芭蕉池の橋にたどり着きます。
この橋は、土台は、森林整備で伐り倒したカラマツの株を使い、
梁や桁は、同じく切り倒したカラマツの丸太を使っています。
また、橋板は、製材してもらったカラマツの板を使い、手すり
の杭はヒノキの間伐材です。
橋の板面は少し波打っていますので、足元に注意しながら
渡ってください。
立っているときはそれ程気にならなかったのですが、
橋桁にしてみると、そのカラマツは以外と曲がっていました。
森林整備で伐採した木を、何とか構内で利用したいとの思いから
作った木橋ですので、是非、自然素材の趣きをお楽しみください。
橋の上からは見下ろした池は、橋作製に関わった私たち
にとっても新鮮な景色になりました。
池の周りでは、シオカラトンボやムギワラトンボ、
オニヤンマが盛んに飛び交っています。
水中にはヤマアカガエルのオタマジャクシや、
稀にミズカマキリやゲンゴロウも見ることができます。
是非、記念館から少し足を延ばして、
水芭蕉池周辺の散策をお楽しみください。