写真ではわかりにくいのですが、黄色の花が咲いています。
この樹木の名前は「アブラチャン」といいます。
学生時代、植物生態学の講義でこの名前を初めて聞いた時は、
先生ふざけているのかな?と思ったものです。
チャンとは瀝青(タール類、ピッチ)のことだそうです。
昔、果実や樹皮の油を灯りの燃料にしたからだそうです。
先日紹介した「ダンコウバイ」や、
薬用養命酒に入っている生薬、
烏樟(うしょう)=「クロモジ」の仲間なので、
小さな黄色い花はよく似ていますし、枝を折った時の香りも似ています。
ダンコウバイやクロモジよりも、川の近くを好むようです。