みりんは、蒸したもち米に麹(こうじ)を加えて、一定期間熟成させて造ります。この間に、もち米が麹の作用によって糖化して、甘くまろやかな「みりん」になります。
私の職場では、養命酒の原酒となる「みりん」を主に製造しています。生薬の有効成分を抽出するには、アルコールが適しています。「家醸本みりん」の製造に関しても、原料から瓶詰までの工程を一貫して私たちの職場で行っているんですよ。
養命酒の原酒となる「みりん」は、もち米を原料に、自然環境に恵まれた駒ヶ根の地下150mからくみ上げた地下水を使用して、400年の伝統を受け継いだ昔ながらの製法で造っています。この「みりん」は、自然でまろやかな、うまみや甘みが特徴なんですよ。「家醸本みりん」を煮物に使っていただければ、おわかりいただけると思います。また、保存料などの添加物は一切使っていません。だから、製造工程での品質管理や、工場内のタンクや配管などの衛生管理には、とても気を使いますね。
養命酒は長い歴史を誇る、漢方薬の処方としての考え方にあった薬酒です。一般の薬とは違い、養命酒は少しずつ飲んでいくことで人間の持っている自然治癒力に働きかけて、人を健康に導きます。健康はいちばんの財産ですからね。私たちは、自然に恵まれたこの環境で「皆さまの健康」を願いながら、養命酒を 1本1本造っています。素晴らしい環境で造られていることを、ぜひ、工場見学に来て、実際に見ていただきたいですね。