養命酒ライフスタイルマガジン

名言集

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  • 【2005年12月号】幸せだから歌うのではなく、歌うから幸せになる。

エベレストに登るという
夢を持った途端、
人生が変わった。
そして、夢を持てば実現できる
ことを改めて知った。

三浦 雄一郎 1932年~

世界的スキーヤーがみせた、夢の「再燃」

プロスキーヤー、三浦雄一郎。生まれは青森、幼い頃からスキーはお手のものでしたが、プロスキーレースの遍歴が始まったのは30歳の頃。イタリアで行われたスピードを競う大会では、当時の世界新記録を樹立しています。1966年、映画の撮影で富士山を直滑降したのを皮切りに、山そのものへの思いも強くなりました。世界七大陸最高峰のスキー滑降を達成したのが1985年。その後は日本プロスキー連盟の設立などに携わり多忙な日々を過ごしていましたが、1997年に再び「夢」が再燃。もう1回、エベレストに登ろうと決意したのです。

いくつになっても、人生は変えられる

「5年前は、500m登るのもフーフーいって、途中で戻って来たりしていました。65才だし、もういいかなと思っていた」というのが、97年当時の偽らざる心境だったそうです。しかし夢を持つことで「人生が変わった」と表現しています。そして2003年、エベレストの頂に次男の豪太氏とともに立ちました。御年、70歳と7ヶ月。これはエベレスト登頂の最高年齢記録であると当時に、日本人初の親子同時登頂記録となりました。近年、スポーツ界ではイチローや松井などが渡米して新たな境地を切り開きましたが、年齢に関わらず、心持ち次第で「新たな人生」を迎えることができることを教えてくれたのは、他ならぬ三浦さんです。