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  • 【2005年8月号】快い眠りこそは、自然が人間に与えてくれたやさしい、なつかしい看護婦である

快い眠りこそは、
自然が人間に与えてくれた
やさしい、なつかしい看護婦である

ウィリアム・シェークスピア 1546年~1616年

シェークスピア文学は「快眠」から生まれた!?

世界で一番読まれている書物は、聖書。その次に読まれているのが、シェークスピアの戯曲といわれています。『ベニスの商人』『真夏の夜の夢』といった喜劇、『ハムレット』『マクベス』『オセロ』『リア王』の四大悲劇、さらには詩集等も手掛け、人間の悲喜を丹念に紡いだ作品は、現在も多くの人に読まれています。また、非常に謎めいた部分が多く、果ては「シェークスピア自体、実在しなかった(哲学者ベーコン等が作品を仕上げた)」という説もあるほど。彼に対する研究はおよそ500年の時を経ても底がみえず、強い引力をいまだに発揮しつづけています。

眠り。それはこの世の饗宴における最高の滋養なり!!

歴史上の偉人には、とかく「寝ずに頑張り通した」人生を送っていたような印象を受けてしまいがち。ところが、かのアインシュタインも1日10時間以上眠っていたそうですし、「1日3時間睡眠」で有名なナポレオンですら、じつは昼寝の天才で、しばしば馬上で器用に眠っていたことが後の歴史研究でわかってきました。そしてシェークスピアも「睡眠肯定派」のひとり。『マクベス』の中には「心労のもつれた細糸をほぐしてくれる眠り、(中略)この世の饗宴における最高の滋養」との一節もあり、睡眠を良しとする彼の信念が見え隠れしています。近年、科学的に「眠り」が検証されはじめ、シェークスピアの言ったとおり、睡眠は最高の滋養であることがわかってきました。睡眠が不足するとイライラしやすくなったり、疲れを覚えたり、時には便秘や肥満の元になることもあります。おざなりにせずに、しっかりと睡眠をとることが元気の秘訣です。