健康レシピ
卵と百合根のとろとろスープ
身も心もホッとあったまる!
肌寒さを感じる季節に、体だけでなく気持ちも温めて、ホッとひと息つかせてくれるやさしい味わいのスープです。卵は血を補うため、イライラや情緒不安によく、精神を安定させてくれます。百合根は秋の乾燥で潤いを失いがちな五臓の肺を潤し、咳止めに役立ちます。また、気持ちの落ち込みや、不安感の緩和にもよい食材です。
材料(2人分)
卵 | 1個 |
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百合根 | 1/2個 |
鶏ひき肉 | 70g |
市販の味付けザーサイ | 20g |
生姜(みじん切り) | 1片分 |
セロリの葉 | 1/2本分 |
サラダ油 | 小さじ1 |
水 | 2と1/2カップ |
酒 | 大さじ1 |
塩 | 少々 |
粗挽き黒こしょう | 少々 |
ゴマ油 | 小さじ1 |
水溶き片栗粉 | |
水 | 大さじ2 1/2 |
片栗粉 | 小さじ2 1/2 |
作り方
1. 百合根は鱗弁を一枚ずつ外し、水洗いしたら茶色い部分を包丁で削り取る。
2. ザーサイとセロリの葉はみじん切りにする。
3. 鍋に湯をわかしてから塩を加え、沸騰したら1)を2分ほどゆで、ざるに上げる。
4. 鍋でサラダ油を熱し、生姜のみじん切りと鶏ひき肉を加えて鶏肉の色が変わるまで炒めたら、水を加えて一煮立ちさせる。
5. 4)のアクをひき、酒、ザーサイ、セロリの葉、3)を加えてセロリの葉に火を通し、塩で味を整える。
6. 5)が煮立ったところで、よく溶いた水溶き片栗粉を入れてとろみをつけ、卵液を回し入れる。
7. 卵が半熟になったところで火を止めゴマ油を加えて器に注ぎ、粗挽き黒こしょうをふれば完成。
鳥海 明子(とりのうみあきこ)先生
国際薬膳師・調理師。日々の暮らしのなかで実践できる養生の場として「鳥の巣」を主宰。身近な食材を使ったカジュアルな薬膳を雑誌やウェブなどで提案している。著書『ひとりごはんの薬膳レシピ』(誠文堂新光社)に続き、2013年3月末にマイナビより『心とからだを元気にする養生の知恵 女性力を高める薬膳ごはん』鳥海明子(著)・邱紅梅(中医学監修)を上梓。
