養命酒ライフスタイルマガジン

健康レシピ

あさりと菜の花の潮汁(うしおじる)

ひな祭りの一品にもおすすめ!

春に旬を迎えるあさりは、季節の変わり目の情緒不安定やイライラの改善に役立つほか、むくみや体のだるさにも効果があるといわれています。また、血の巡りを促進してくれる菜の花と、うどの苦味には解毒作用があるため、冬の間に溜め込んだ老廃物をデトックスしてくれます。いずれも冬から春への切り替えの時期は、体内のお掃除もかねて積極的に料理に取り入れたい食材です。

材料(2人分)

あさり 120g(10個程度)
菜の花 60g
うど 40g
2カップ
昆布(5センチ角) 1枚
大さじ1
薄口しょうゆ 小さじ1
ナンプラー 小さじ2
少々

作り方

. あさりは海水程度の塩水(水500ccに塩大さじ1が目安)に半日程度浸して砂抜きをし、殻をすりあわせながら水で洗う。

. 菜の花は茎の1番下の固い部分を切り落とし、塩を入れた熱湯でさっとゆがいて、食べやすい大きさに切る。

. うどは皮をむいてスライスし、短冊切りにしたものをしばらく水にさらす。

. 鍋に水、昆布、酒を入れて火にかけ、煮立つ直前に昆布を取り出す。あさりからアクが出たら取り、薄口しょうゆ、ナンプラーを加えて味見をする。塩気が足りなければ、塩少々を足して味を調える。

. お椀にあさりと水気を切った菜の花、うどを盛りつけ、熱くした汁をはる。

鳥海 明子(とりのうみあきこ)先生

国際薬膳師・調理師。日々の暮らしのなかで実践できる養生の場として「鳥の巣」を主宰。身近な食材を使ったカジュアルな薬膳を雑誌やウェブなどで提案している。著書『ひとりごはんの薬膳レシピ』(誠文堂新光社)に続き、2013年3月末にマイナビより『心とからだを元気にする養生の知恵 女性力を高める薬膳ごはん』鳥海明子著・邱紅梅(中医学監修)を上梓。