健康レシピ
鶏とカブのぽかぽかスープ
冷えからくるお腹の不調をいたわる
年末のお疲れモードで食欲があまりないときや、冷えからくるお腹の不調が気になる人にぜひおすすめのスープです。気血を補って疲労回復に役立つ鶏肉と、気を巡らせて消化不良を改善できるカブは、どちらもお腹を温めてくれる薬膳効果があります。しんしんと底冷えのする夜や、息が真っ白になるような寒い朝に、生姜風味がピリリと香る澄んだスープで身体の芯からあったまれば、風邪の予防にも一役!
材料(2人分)
鶏もも肉 | 1/2枚 (170g程度) |
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カブ | 2個 |
カブの葉(ざく切り) | 少々 |
生姜(千切り) | 2片 |
昆布だし (水4カップに昆布5センチ角を一晩つけておき、使用するときに昆布を取り出す) |
4カップ |
酒 | 大さじ1 |
塩・粗挽き黒こしょう | 少々 |
粒マスタード | 適宜 |
作り方
1. 鶏肉は食べやすい大きさに切り、塩・粗挽き黒こしょうをふって下味をつける。
2. カブの葉を切り落とし、4つ割のくし切りにする。
3. 鍋に昆布だしと酒、生姜、鶏肉を加え中火にかけ、アクを取りながら20分ほど煮る。
4. 3)にカブを入れ、10分ほどふきこぼれないようにコトコト煮る。
5. カブがやわらかくなったら、カブの葉を加えてひと煮立ちさせ、カブの葉に火が通ったら塩と粗挽き黒こしょうで味を整える。
6. 器に盛り、粒マスタードを添えれば完成!
鳥海 明子(とりのうみあきこ)先生
国際薬膳師・調理師。日々の暮らしのなかで実践できる養生の場として「鳥の巣」を主宰。身近な食材を使ったカジュアルな薬膳を雑誌やウェブなどで提案している。著書『ひとりごはんの薬膳レシピ』(誠文堂新光社)に続き、2013年3月末にマイナビより『心とからだを元気にする養生の知恵 女性力を高める薬膳ごはん』鳥海明子著・邱紅梅(中医学監修)を上梓。