健康レシピ
しじみ豆乳にゅうめん
花冷えの季節、”肝(かん)“をケアするやさしい味
気温の変化の激しいこの季節は、なんとなく身体がスッキリしないという人も多いのでは? 薬膳では春のけだるさや疲れの解消には、五臓の肝(かん)の働きがポイントになると考えます。肝の働きを助ける代表的な食材のしじみと、体に潤いを与え、ストレスなどで疲れた体を癒してくれる豆乳をたっぷり使ったあったかにゅうめんは、春の不調対策にピッタリ!
肝は解毒器官としての働きもあるため、肝をいたわることは二日酔い予防にもつながります。お花見の季節は、飲んだあとの〆の一品としてもおすすめです。
材料(2人分)
そうめん | 150g |
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しじみ(砂抜き済み) | 200g |
豆乳 | 2カップ |
水 | 1/2カップ |
酒 | 大さじ3 |
味噌 | 小さじ1と1/2 |
あおさ海苔 | 適量 |
柚子こしょう | 少々 |
柚子皮(すりおろし) | 小さじ1と1/2 |
作り方
1. しじみは殻と殻をこすりあわせてよく洗う。
2. 鍋に1)を入れ、酒をふりかけて火にかける。
3. しじみの口が開いたら、水を加えてアクをとる。
4. 3)に豆乳を加えて弱火で温め、味噌で味をととのえる。
5. 別の鍋でそうめんをゆで、水で洗いよく水気を切る。
6. 4)に5)を加えて沸騰させないように温め、火を止める直前に、水で戻して余分な水気を切ったあおさ海苔を加える。
7. 6)を器に盛りつけ、柚子胡椒と柚子の皮をすりおろしたものをそえる。
鳥海 明子(とりのうみあきこ)先生
国際薬膳師・調理師。日々の暮らしのなかで実践できる養生の場として「鳥の巣」を主宰。身近な食材を使ったカジュアルな薬膳を雑誌やウェブなどで提案している。著書『ひとりごはんの薬膳レシピ』(誠文堂新光社)に続き、2013年3月末にマイナビより『心とからだを元気にする養生の知恵 女性力を高める薬膳ごはん』鳥海明子著・邱紅梅(中医学監修)を上梓。
