鍋料理のあとは、デザートも鍋！？土鍋プリン

食べ終わったあとにもう一度

家族や友人で楽しむ食事にぴったりの鍋。せっかくだから、食べ終わったあとに、もう一度鍋に登場してもらいましょう。ふたを開けると…なんと中身はプリン！小さなお子さんや気の置けない仲間と一緒なら、仕上げのデコレーションはみんなで。ワイワイいいながら、フルーツやクリームを飾ると楽しいですよ。

材料（６号サイズの土鍋用）

＜カラメルソース＞
タマゴ	4個
牛乳	400㏄
グラニュー糖	80g
バニラビーンズ	1／2本
グラニュー糖	80g
水	大さじ1
熱湯	40㏄
＜デコレーション＞
生クリーム	適宜
砂糖	適宜
好みのフルーツ	適宜
ミント	適宜

作り方

１. バニラビーンズは縦に切り込みを入れ中の黒い粒をしごくようにして出す。

２. 牛乳、グラニュー糖、１のバニラビーンズを鍋に入れて火にかけ、グラニュー糖を溶かす。

３. ボウルなどにタマゴを割り、泡を立てないように混ぜほぐす。

４. ３のボウルに２を加えて混ぜる。

５. 目の細かいザルなどでこして土鍋に入れる。

６. 蒸し器のふたをふきんで包み、しずくが落ちないようにしておく。

７. 蒸気の上がった蒸し器に入れ、強火で4～5分蒸し、中火にして30分～40分蒸す。※時間は土鍋の形状などに異なる。竹串を指して表面に水分が上がってこなければOK。

８. 粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やし固める。※固まる時間は土鍋の形状などによるが、約3時間が目安。表面がしっかり固まればOK。

＜カラメルソース＞

９. 鍋にグラニュー糖と水を入れて木べらで混ぜ火にかける。

１０. 茶色く色づき始めたら鍋をゆすりながら煮詰める。

１１. 好みの色合いになったら火を止めて熱湯を静かに注ぎ混ぜる。

＜ホイップクリーム＞

１２. 生クリームに砂糖を入れてツノが立つぐらいに泡立てる。

食材のお話：タマゴ

別名「完全栄養食品」は元気の素！

ヒヨコが成長するための栄養を含んでいるタマゴ。タンパク質やカルシウムがたっぷり。20種類ものアミノ酸、そのうち人間が体内でつくることのできない必須アミノ酸を8種類も含み、ビタミンCを除いた、ほぼすべての栄養素を持つ「完全栄養食品」なのです。コレステロールを気にする人もいますが、タマゴの中には、コレステロールを除去するレシチンも含まれているので、とくに高脂血症やコレステロールの制限がない人であれば、それほど神経質になる必要はありません。

料理のお話：タマゴの力で固める

昔懐かしいシンプルプリン

タマゴと牛乳、砂糖で作る定番のカスタードプリンを土鍋で作りました。喫茶店のプリンアラモードのような、ちょっと懐かしい味です。大きい分、固めるのに時間がかかりますが、作り方は至ってシンプル。素材の風味をストレートに感じるレシピなので、タマゴや牛乳はなるべく新鮮なものを使ってください。今回はグラニュー糖を使いましたが、なければ上白糖でも大丈夫。バニラビーンズの皮は、捨てずにホットミルクやカフェオレなどを温める際、一緒に入れてみてください（飲むときには皮を取り出す）。香り豊かなドリンクを楽しめます。

鍋料理のあとは、デザートも鍋！？ 土鍋プリン