養命酒ライフスタイルマガジン

健康レシピ

秋の行楽シーズンにピッタリ! 元気が出る!疲労回復弁当

材料(4人分)

豚薄切り肉 150g
長芋 50g
にんじん 40g
いんげん 40g
サラダ油 大さじ1
適宜
大さじ1
みりん 大さじ1・1/2
しょう油 大さじ1

作り方

. 長芋・にんじんは、いんげんの長さ・太さに合わせてスティック状に切る。

. にんじんといんげんは、塩を入れた熱湯でさっとゆでておく。

. 豚肉を少しずつ重ねて広げ、切った野菜を置きくるくると巻く。

. フライパンにサラダ油を熱し、3の巻いた肉を巻き終わりを下にして入れる。

. こんがり焦げ目がついたら、転がすようにして全体に焦げ目をつける。

. 酒・みりん・しょう油を加え、煎りつけるようにころがしながらタレをからめる。

さつまいものオレンジジュース煮

さつまいも
小さくて細いもの
1本
オレンジジュース 100cc
にんじん 40g

作り方

. さつまいもは、7mm~1cm厚さの輪切りにし、水につけてアクを抜く。

. 水気を切り鍋に入れ、オレンジジュースを加えて火にかける。

. さつまいもがやわらかくなり、オレンジジュースがなくなってきたら火からおろす。

料理のお話:相互に役立つ食材を組み合わせて

緑黄色野菜と長芋を薄切りの豚肉で巻いたら、甘辛く煎りつけて、冷めてもおいしいお弁当用の味付けに。秋の味覚のさつまいもは、クエン酸を含むオレンジニュースで煮込みました。豚肉のビタミンB1とクエン酸の相互作用で疲労回復効果もアップします。この時期おいしい鮭は、ほかの魚と比べてたんぱく質の消化・吸収が優れているので、ぜひ加えてください。そしてエネルギー源になる炭水化物、ごはんもしっかりと。そのごはんには、体力増強成分、セサミンを含む黒ごまをトッピング。梅干のクエン酸も、疲れたからだには効果的。いろいろなものを組み合わせることで、さまざまな栄養成分を摂ることもできるし、彩りも鮮やかになります。

昼食は、歩いた疲れを緩和する大事な要素

トレッキングやハイキングの楽しみのひとつがお昼ご飯だ、という人も多いようです。よく歩いたあとの適度な空腹感や、青空の下の清涼な空気なども、おいしく感じる要因でしょう。そんなお弁当に「おいしさ」プラス「疲労回復」の役目も加えてみました。豚肉や長芋、緑黄色野菜、梅干など、食材が持っている「元気のパワー」をいろいろ取り入れたお弁当です。

食材のお話: 豚肉と緑黄色野菜

疲労回復に役立つビタミンが豊富

元気が出る食材といって、イメージするのはやっぱりお肉。とくに豚肉は、疲労回復のビタミンと呼ばれるビタミンB1を牛肉の約10倍含んでいます。このビタミンB1は、糖質の代謝や神経の働きに関係している栄養素。筋肉に溜まっていく疲労物質、乳酸を取り除いてくれます。またビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える酵素の働きを助けるので、エネルギーを消耗するトレッキングなどにはぴったりの食材なのです。このビタミンB1を効率よく吸収するためには、クエン酸と一緒に摂るのが効果的。クエン酸はオレンジジュースや梅干などの「酸味」に含まれているので、豚肉と一緒に食べるようにしましょう。 他には、ビタミンB1の多い食材として知られている長芋。にんじんやいんげんなどの緑黄色野菜に含まれるβカロテンなども、体の機能を整える作用があるので、疲労回復には欠かせない成分です。