健康レシピ
野菜たっぷり!疲れも寒さも吹き飛ばす「水菜と豚肉のぺペロンチーノ風 温泉玉子のせ」
材料(4人分)
水菜 | 1束 |
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豚バラ肉薄切り | 1束 |
ニンニク | 1かけ |
唐辛子 | 1本 |
塩 | 少々 |
こしょう | 適宜 |
玉子 | 4個 |
作り方
■温泉玉子の作り方
1. ホーロー鍋やステンレス多重鍋などの厚手の鍋に1リットルの湯を沸かす。
2. 水150cc~200ccを加えて玉子を入れてふたをし、15分~20分置く。
■温泉玉子を作っている間に…
3. 豚肉は食べやすい大きさに、水菜は4cm長さに切る。
4. ニンニクは薄切り、唐辛子は種を取り輪切りにする。
5. フライパンを熱し、豚肉を広げるようにして入れる。
6. カリッと両面を焼き、いったん取り出す。
7. 残った脂が少ないようなら油を足し、ニンニクと唐辛子を入れて弱火にかける。
8. 香りが出てきたら、6の肉を戻し、水菜を加え塩をふってすぐに火を止め、大きく混ぜる。
9. 皿に一人分ずつも盛り、真ん中に温泉玉子をのせる。
10. こしょうをふったら出来上がり
温泉の恵みをいただきます!
温泉は人の体や心を温めるだけではなく、天然の調理器のようにいろいろな食材を温めてきました。なかでもよく知られているのが「温泉玉子」。沸騰している湯で作るゆで卵と違って、適度な温度で温められた玉子は、白身がゆるゆる、黄身が少し固まっている状態。これは、白身よりも黄身のほうが低い温度で固まる性質の表れです。ゆるく固まった状態の玉子は、固ゆで玉子よりも消化がよく、胃にやさしいのもうれしいですね。
今月の食材: 水菜
ビタミンCや鉄分が豊富
京都で昔から作られている伝統的な「京野菜」のひとつです。今では全国に産地があり、年中店頭に並んでいますが、本来の旬は1月~2月の寒い時期。霜にあたって、おいしさを増します。シャキシャキした歯ごたえと、独特の香りが特徴。その良さをいかすため、あまり火を加えずに調理するのがおすすめです。もちろん生でも食べられるので、サラダにぴったり。美肌に欠かせないビタミンCが豊富で、女性にとくに必要とされる鉄分も含んでいます。ビタミンCとの相乗効果で、鉄分が吸収されやすくなるので、貧血が気になる人は、積極的に摂りたい野菜です。
体を温める唐辛子やニンニク、疲労回復の手助けをするビタミンBが豊富な豚肉も加えました。温泉玉子をトッピングすることで、良質なたんぱく質もいっしょに摂ることができます。
シャキシャキ感が命。火は最小限に、が決めて!
ニンニクと唐辛子のパスタ、「ぺペロンチーノ」。普通はスパゲティを使いますが、今回は豚肉と水菜を使って作りました。豚肉はカリッと焼くのがポイント。フライパンに入れたら焼目がつくまで動かさず焼くのがコツです。水菜は火を止める直前に加え、さっとまぜるだけでOK。生でも余熱でしんなりするぐらいです。火を加えすぎるとシャキシャキした歯ごたえがなくなってしまいますので、注意しましょう。最後は温泉玉子をのせてできあがり。野菜やお肉によく合うので、ソース代わりに、つぶしながらいただきましょう。その温泉玉子は、家庭で簡単に作ることができます。多めにつくって冷蔵庫に保存しておけば、朝食などにすぐに食べられて便利です。