養命酒ライフスタイルマガジン

健康レシピ

クールダウン食材きゅうりをたっぷり!:「きゅうりと豆乳の冷製スープ」

材料(4人分)

きゅうり 2本
みょうが 2個
豆乳 400cc
鶏がらスープ 200cc
ごま油 大さじ1
適宜

作り方

. 豆乳と鶏がらスープを混ぜて沸騰しない程度に温め、塩で調味し冷やしておく。

. きゅうりとみょうがは千切りにする。

. きゅうりは小さじ1/2の塩を振りしばらく置き、しんなりしたら水気を絞る。

. フライパンにごま油を熱し、みょうがと2のきゅうりを軽く炒め、荒熱を取る。

. 冷やした器に4を盛り、1のスープを注ぐ。

暑くてジメジメ。日本の夏は食欲もダウン

7月も半ばにさしかかると、梅雨もそろそろ終わりです。雨の季節が過ぎても、日本の夏は湿度が高く、ジメジメしているのが特徴。それに加え、ここ数年は体温を超えるような猛暑も全国各地で観測され、ますます過ごしにくくなっているようです。

室内や乗り物の中の冷房温度と外気の温度の差や、寝苦しい夜が続いての寝不足なども深刻。この環境では、どうしても疲れやすくなってしまいます。

こんな暑い夏こそ、ちゃんと食べて体力をつけたいところなのですが、身体が疲れているのに伴い胃腸も疲れ、食欲が減退してしまう人が多くなってしまうのが現実。冷たい飲み物やデザートに手が伸びてしまい、ますます食欲がダウン。これが「夏バテ」の大きな原因です。

今月の食材:きゅうり

クールダウン&水分排出で夏の身体をバックアップ

年中みかける野菜ですが、きゅうりは本来夏野菜の代表選手。
漢方でも「夏」の食物だとされています。身体の熱を冷まして鎮静させる「涼」の性質を持っているので、暑い夏にはどんどん食べたい野菜です。

日焼けをした肌にきゅうりパックが効くと言われているのも、きゅうりの沈静作用を利用したもの。栄養的には、95%以上が水分。利尿作用のある酵素を持っているので、水分の摂り過ぎなどによるむくみの解消に効果があるとされています。

また、カリウムを多く含んでいるため、体内の不要な塩分を排出して、血圧を正常に保つ働きも。夏はついつい飲み物を摂り過ぎたり、身体に熱がこもってしまったり。
そんなときにはきゅうりが調整役になってくれます。

きゅうりと豆乳でヘルシーなスープ

サラダや漬物など生で食べることの多いきゅうりですが、火を通すと甘みが出てまた違った味わいになります。
生より、たくさん食べられるのも火を通すメリット。ただし独特の青臭さを消すために、炒める前に塩を振って余分な水気を絞っておくのがポイントです。
このときあまりぎゅっと絞るときゅうりの大切な栄養分も流れ出てしまうので、軽く水分を出す程度にとどめておきましょう。

ヘルシーさで人気の豆乳にもからだを冷ます役割があり、合わせて調理することで、夏の身体にうれしいスープが出来上がります。
豆乳は沸騰させると湯葉ができてしまうので、スープにするときは熱しすぎないこと。もちろん今回は冷たいスープなので、鶏がらスープと混ぜて塩がちゃんと溶ける程度に温めればOKです。
鶏がらスープによって塩分が違うので、塩で調整してください。