養命酒ライフスタイルマガジン

健康レシピ

リコピンいっぱい!トマトの冷たいスープ:「ガスパチョ」

材料(4人分)

トマト 5個
きゅうり 1本
ピーマン 1個
玉ねぎ 1/4個
にんにく 1かけ
オリーブオイル 大さじ2
小さじ2
バゲット(フランスパン) 2切れ
タバスコ 少々
100cc

作り方

. トマトはお尻の部分に十字に浅い切込みをいれて熱湯に入れ、皮を剥く。

. 1のトマトとにんにく以外の野菜は一部を飾りつけ用に5mm角に切る。

. 残りの野菜をザクザク切り、バケットは手でちぎる。

. 2と3、水と塩とタバスコをミキサー(もしくはフードプロセッサー)にかけてペースト状にする。

. 仕上げにオリーブオイルをふる。

. 冷やした器に盛り、飾りつけ用の野菜をトッピングする。

じめじめした梅雨。そして暑い夏がやってきます

6月といえば、日本の広い範囲で梅雨のシーズンに突入していますね。 降ったりやんだりの鬱陶しい天気が続くのは、この時期の風物詩。雨が降り続くことで湿度が高くなり、じめじめとした気候になるのです。

梅雨も終わりに近づくと、気温も上昇。それにつれて「じめじめ」と「暑い」が相乗効果を呼び、不快指数も上がっていきます。身体も、なんだかすっきりしない状態になりがちです。そしてこの梅雨が終わる頃には、夏がやってきます。
日本の夏は「蒸し暑い」ことで知られています。気温だけではなく湿度が高いためです。
身体も疲れやすく、胃腸も弱ってくるので、どうしてもあっさりしたものや冷たいものが恋しくなるのです。

今月の食材:トマト

赤いパワーで夏を乗り切る!「トマト」

一年中店頭に並んでいるトマトですが、本来は夏の野菜。
ヨーロッパでは、昔から「トマトが赤くなると、医者が青くなる」と言われているほど、健康によいとされています。とくに注目したいのが、赤い色素「リコピン」。この色素は最近の研究で、発がん予防や動脈硬化の予防に有効だともいわれています。

そのほか美白や血管を丈夫にするビタミンCや肌の新陳代謝を活発にするビタミンB、余分な塩分を体外に排出するカリウム、毛細血管を丈夫にするルチンなどの、ビタミンやミネラルが豊富。独特の酸味は、胃液の分泌を促すので、食欲のなくなるこの時期にはぴったり。
中国では「身体を冷やす食材」として知られているので、夏のほてった身体のためにも毎日摂りたい食材です。

火を使わずできる野菜たっぷり冷たいスープ

スペインの家庭料理としておなじみの冷たいスープ。材料をザクザク切って、ミキサーやフードプロセッサーにかけるだけです。
暑い日のキッチンで火を使うのはちょっと…というときにでもできる夏のお助けメニュー。
きゅうりやピーマンなど夏野菜がたっぷり食べられます。トマトには旨み成分があるので、コンソメなどは加えず野菜の味を生かします。

トマトは完熟のものを選び、皮を剥いて使いましょう。今回は湯剥きにしましたが、フォークにさして火で皮をあぶったり、皮ごと冷凍したりするという方法で皮を剥くこともできます。
野菜は、このほかセロリやレモン汁などを入れても。トマトピューレやケチャップを入れると濃厚な味に仕上がります。
味見をしながら、オリジナルなガスパチョを作ってみてください。器を冷たく冷やしておくことがポイントです。