中期経営計画(2022年4月~2027年3月)
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基本戦略
次の100年に向けた成長投資と持続的成長基盤の確立
「養命酒」及び酒類・食品の卸売販売を中心とする既存事業の収益力強化(深化)と、これまで取り組んできた「くらすわ」ブランドを中心とした新たな事業基盤の構築(探索)を同時に行う「両利きの経営」を推進し、収益性を確保しつつ成長投資を行い、新たな企業価値の創造に取り組んでまいります。
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戦略課題
効率を重視した
既存事業の収益力強化「くらすわ」ブランドを
軸としたダイレクト
チャネル事業の構築サステナビリティ経営の推進事業領域の拡大に向けた
多様な人材活用と
人的資本・知的財産等の
無形資産への投資
当社は、中期経営計画の基本戦略である「次の100年に向けた成長投資と持続的成長基盤の確立」を達成するため、以下の4つの戦略課題に取り組んでまいります。
1.効率を重視した既存事業の収益力強化
「養命酒」及び酒類・食品の卸売販売を中心とする既存事業においては、開発、製造、流通、プロモーションの一貫したマーケティング戦略立案部署を設置し、生活者視点に基づくマーケティング戦略の展開強化を図ります。また、デジタル技術を活用した事業展開と生産性の向上を推進してまいります。
2.「くらすわ」ブランドを軸としたダイレクトチャネル事業の構築
これまで商業施設を中心に展開してきた「くらすわ」について、「広げる、すこやかなくらしの輪(おいしい体験、たのしい体験、すこやかな体験)」をコンセプトとしたブランド化に重点を置き、実店舗でのお客様とのコミュニケーションを通じて商品の機能や世界観、歴史、ライフスタイルに共感いただくことで通信販売やギフト向け販売と一体となった事業化を図ってまいります。その取り組みとして、駒ヶ根工場敷地内にブランドシンボルとして新たに体験型施設「くらすわの森」の建設を行っているほか、ブランド強化とビジネスモデルの構築を目的に企業買収、業務提携も視野に入れてまいります。
3.サステナビリティ経営の推進
当社の長期的な企業価値向上にとって持続可能な社会の実現は、重要な経営課題と認識しております。当社はサステナビリティに関する基本方針を定め、「養命酒」を中心とした当社商品・サービスを通じた社会的な健康の増進、駒ヶ根工場を中心とした環境負荷の低減、ゆかりある長野県を中心とした地域との共生と自然環境保全活動として、駒ヶ根工場敷地内の体験型施設「くらすわの森」を通じた地域社会への貢献等を推進してまいります。
4.事業領域の拡大に向けた多様な人材活用と人的資本・知的財産等の無形資産への投資
既存事業を深化させ、新たな事業領域への探索に進むには、人的資本が最も重要な経営資本と認識しており、事業戦略に基づく人材開発と多様な人材の積極的起用による活力ある企業文化の醸成を進めてまいります。また、長い歴史の中で蓄積してきたブランド、ノウハウ、顧客基盤を含めた知的財産は、当社の企業価値を支える重要なものと認識し、より一層の価値向上と活用の強化に努めてまいります。
経営理念とあるべき姿
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経営理念
生活者の信頼に応え、豊かな健康生活に貢献する
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企業ビジョン
健全で、強い、良い会社
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事業ビジョン
すこやかでより良い時間を
願う人々を応援する