頭痛薬に頼らない!漢方や食事で片頭痛に対処する方法
NEW

頭痛薬に頼らない!漢方や食事で片頭痛に対処する方法

気温とともに湿度が上がっていく初夏から梅雨の頃は、頭痛やめまい、立ちくらみを訴えて受診する患者さんが増える時期です。

片頭痛は低気圧が近づく前に起きやすく、梅雨時や台風シーズンに増えることが知られています。若い女性に多く、こめかみのズキンズキンと脈打つような痛みで、体を動かすと痛みが悪化するのが特徴です。

片頭痛には医師が処方する特効薬があり、その専用の薬で治療するのが効果や副作用の点からも最善なのですが、市販の頭痛薬で凌いでいる人が多いようです。通常の頭痛薬は効きが悪いのでのむ回数や量が増えがち。そのために頭痛薬を頻繁にのむことで起こる「薬物乱用頭痛」に陥っている患者さんも珍しくありません。

06_2.jpg

頭痛薬漬けの悪循環を改善し頻繁に起こる片頭痛を予防したい場合には、胃腸を温め「湿(しつ)」を取り除く漢方薬、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅっかんとう)などが役立つことがあります。

東洋医学では外界の過剰な湿気「湿邪(しつじゃ)」が人体に悪影響を及ぼすと考えます。特に普段から胃腸が弱く冷え症の人が湿邪に曝されると頭痛、めまい、立ちくらみ、吐き気、下痢などの不調が起きやすくなります。

もちろん、体質や悪化要因の個人差があるので、漢方治療は専門家に相談することを勧めます。

セルフケアでできることもあります。

薬膳の考え方ではトウガラシ、サンショウ、コショウなどの辛味の香辛料やフェンネル、カルダモン、シナモンなどのスパイスは胃腸を温めてくれます。

ダイズ、アズキ、ソラマメなど豆類や海藻類、タマネギなどには体内の余計な水分を取り除く薬膳効果があります。

06_3.jpg

サンショウとトウガラシの利いた麻婆豆腐とか、ソラマメとタマネギのスープなんていかがでしょう。

冷房の入り始める時期でもあるので、体を冷やさない服装も心がけましょう。

第1回記事「新たな人間関係をスムーズに!第一印象をよくする挨拶のコツ」

第2回記事「シンデレラ体重で本当に素敵になれる? 理想の体重と体型の考え方」

第3回記事「頭痛薬に頼らない!漢方や食事で片頭痛に対処する方法」

第4回記事「屋内でも要注意!夏のめまいや立ちくらみは熱中症の初期症状かも!?」

第5回記事「胃もたれ・食欲不振の原因は胃腸冷え!?簡単薬膳で夏バテ対策」

この方にお話を伺いました

緑蔭診療所・医師 橋口 玲子 (はしぐち れいこ)

橋口 玲子

1954年鹿児島県生まれ。東邦大学医学部卒。東邦大学医学部客員講師、および薬学部非常勤講師、国際協力事業団専門家を経て、1994年より緑蔭診療所で現代医学と漢方を併用した診療を実施。循環器専門医、小児科専門医、認定内科医、医学博士。高血圧、脂質異常症、メンタルヘルス不調などの診療とともに、ハーブティやアロマセラピーを用いたセルフケアの指導および講演、執筆活動も行う。『医師が教えるアロマ&ハーブセラピー』(マイナビ)、『専門医が教える体にやさしいハーブ生活 』(幻冬舎)、『世界一やさしい! 野菜薬膳食材事典』(マイナビ)などの著書、監修書がある。

SHARE

   
    
北欧、暮らしの道具店
絵本ナビスタイル
Greensnap
水戸市植物公園
オムロン リズム
コロカル
HORTI(ホルティ) by GreenSnap
TOP