体の湿気対策で梅雨に負けない献立

梅雨は湿気が空気中だけでなく、体の中にも溜まりやすい季節。
それが原因で、食欲不振や体のだるさ、頭痛やむくみなど、さまざまな不調が起こりやすくなっています。
今回はそんな季節にぴったりの、体内の水分の巡りをよくする食材や、消化を助ける食材を使った献立をご紹介します。主菜は体の余分な湿気を逃すといわれる、なすを使った麻婆茄子。副菜のもやしやわかめも、なすと同様に体の湿気を逃すといわれます。
どちらも油の使用は少量なので消化の負担が少ないのもポイントです。

【主菜】とろける茄子の蒸し焼き麻婆茄子

材料（２人前）

・鶏ももひき肉　１００ｇ
・長なす　２本（中サイズなら３本）
・長ねぎ　１／２本
・にんにく（みじん切り）、しょうが（みじん切り）　各１かけ分
・豆板醤　小さじ１／３～１／２
Ａ味噌、酒　各大さじ１
Ａしょうゆ　大さじ１／２
Ａ砂糖　小さじ１
・片栗粉　大さじ１／２（倍量の水で溶く）
・サラダ油　大さじ１
・ごま油　小さじ１、小さじ１（仕上げ用）

作り方

1. 長なすは６等分のくし切りにし、食べやすい長さの斜め切りにする。長ねぎはみじん切りにする。Ａを合わせておく。

2. フライパンにサラダ油を熱し、なすを皮面から入れる。蓋をして中火で３分蒸し焼きにする。皮面を返し、蓋をして更に２分蒸し焼きにし、一度取り出す。

3. 同じフライパンにごま油小さじ１、にんにく、しょうが、豆板醤を弱火で熱する。香りが出てきたら鶏ひき肉を加え、中火でポロポロになるまで炒める。なすを戻してさっと炒め合わせたら、水１８０ｍｌ（分量外）、Ａを加える。

4. 沸いたら火を止め、なすをフライパンの片側に寄せる。空いたところによく混ぜた水溶き片栗粉を加えて混ぜることで、全体的にきれいにとろみがつく。強火にし長ねぎを加え、１分煮たたせる。仕上げにごま油小さじ１を回し入れる。

【副菜】もやしとわかめのシャキシャキ甘酢和え

材料（２人前）

・もやし　１／２袋（１００ｇ）
・塩蔵わかめ　４０ｇ
Ａしょうゆ　小さじ２
Ａ酢、砂糖、ごま油　各小さじ１

作り方

1. もやしはひげ根を除く。わかめはさっと洗ってたっぷりの水で戻し、水気をよく絞って食べやすい大きさに切る。

2. 鍋に湯を沸かし、もやしを１分茹でる。もやしは長く茹ですぎないことで、食感を保つ。ザルにあげて水気を切り、粗熱を取る。

3. もやしとわかめをボウルに合わせ、Ａを加えて和える。冷蔵庫で３０分ほど冷やし、味をなじませてもおいしい。