駒ヶ根工場敷地内にある「健康の森」は、豊かな清流・緑の木々、澄んだ空気が育んだ貴重な自然を多くの人々と分かち合う、癒しの森。
駒ヶ根工場で働くスタッフから、健康の森の自然をご紹介します。
カフェのデッキの周りでは、「ウツボグサ」が咲き始めました。
「ウツボグサ(シソ科)」です。
<カフェのデッキ周り>(撮影日:6月21日)
名の「うつぼ」は、花穂の形が、武士が矢を入れるために腰に付けるうつぼ
に似ているからだそうです。今、テレビドラマで源氏や平氏の武者たちが腰に
矢を付けている、あれですね。
一昨年から植え始めて、ようやくここまで増えてきました。
花を眺めながら、カフェデッキでティータイムはいかがですか?!
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川沿いに揺れているのが、とても涼やかです。
「ノアザミ(キク科)」です。
<カフェのデッキ周辺>(撮影日:6月21日)
草刈の際、刈り残すようにして、毎年、花が咲く株が増えて来ました。
花の付け根の部分(総苞片:そうほうへん)を触ると、粘着性がある(べた付く)のが
特徴で、似た仲間のノハラアザミと見分ける時に役立ちます。
そっと、触ってみてください。
畑のシャクヤクが終わっても、森の中では様々な花が
控え目に咲いています。
こちらもよろしくお願いします。
花には、アジサイらしい装飾花はありませんが、
薄い紫色がきれいで、とても良い香りがします。
満開の頃には、近くを歩いているだけで、香りも楽しめます。
しっとり濡れた緑の中を、傘をさしながら歩くのも、
また森の楽しみです。
矢車とは、鯉のぼりの一番上で、カラカラ回っている
あれですね。集まっている葉の形が矢車に似ているからです。
「ウツギ(ユキノシタ科)」です。
<散策路や道路沿いの林内>(撮影日:6月7日)
なんとかウツギと名の付く花木はたくさんありますが、
こちらは本家本元。ウツギ(空木)は、枝の中が中空になるから。
その他のなんとかウツギは、この時期に咲く白い花が、遠くから
見ると、このウツギに似ているからという話がありますが、
分類上は違う仲間のものもあります。
別名<卯の花(ウノハナ)>は、昔、唱歌でも歌いませんでしたか?
「コゴメウツギ(バラ科)」です。
<散策路沿いの林内>(撮影日:6月7日)
早速出ました。こちらは、バラ科のなんとかウツギです。
ウツギに似た?白い小さな花を、小米に見立てたものだそうです。
「ブタナ(キク科)」です。
<山野草コースの土手など>(撮影日:6月11日)
ヨーロッパ原産の帰化植物で、最近、構内でも急激に増えています。
タンポポに似たロゼント状の葉は、地面に深く張り付いていて、
刈り取るのも大変です。非常に繁茂していますので、今後、要注意です。
「キバナノヤマオダマキ(キンポウゲ科)」です。
<山野草コースなど>(撮影日:6月11日)
「ガマズミ(スイカズラ科)」です。
<山野草コースの林内など>(撮影日:6月12日)
「ギョウジャニンニク(ユリ科)」です。
<記念館東側の階段沿い>(撮影日:6月12日)
全草に強いニンニク臭があり、山菜としても人気があります。
「エゴノキ(エゴノキ科)」です。
<散策路沿いの林内>(撮影日:6月12日)
「キショウブ(アヤメ科)」です。
<第二調整池の水路沿い>(撮影日:6月12日)
ヨーロッパ原産の帰化植物です。
「ワスレナグサ(ムラサキ科)」です。
<第二調整池の水路沿い>(撮影日:6月12日)
ヨーロッパ原産の帰化植物で、水路に繁茂しています。
「サツキ(ツツジ科)」です。
<構内の庭木や生垣>(撮影日:6月12日)
構内に庭木や生垣として植えられています。
キリシマツツジより、花期が遅く、今咲き始めました。
「ハコネウツギ(スイカズラ科)」です。
<シンボルのケヤキの木の下>(撮影日:6月12日)
シンボルのケヤキの木の下に植えられています。
同じ仲間の自生種では、「ニシキウツギ」というのがありますが、
写真が撮れたら、また紹介します。
一本の木で、赤い花と白い花が楽しめます。
さて、芍薬はやっしんたち緑化担当が大切に育てています。
毎年綺麗な花を咲かせるために、見頃を過ぎた花はすぐに摘み取ります。
咲ききった花へ行く栄養を根に回し、来年への蓄えにするためです。
朝、スタッフみんなで摘み取っています。
ちょっとかわいそうな気もしますが、このひと手間で
来年も綺麗な花を咲かせてくれるはずです!!(●^o^●)
今週末の土日は芍薬Festaのイベントを開催します。
多くのお客様に芍薬を楽しんでいただけることをスタッフ一同
楽しみにしています♪
この場所はお客様駐車場北側のくぼ地です。
以前あった建物を壊した後、しばらく空き地として
草刈りだけしていた場所です。
そこに3年前、野草の種を播きました。
キキョウ、オミナエシ、ワレモコウ、カワラナデシコの4種。
雑草との競争を経て、今年何とか花が咲きそうな株に
成長しました。
つまり、野草を残すように虎刈りしたのでした。
この時期、健康の森では、草も木もどんどん伸びてきます。
仕事でも草刈作業が多くなりますが、
刈り払い機で刈る場合、選んで野草を刈り残すようにしています。
ですから、構内の草刈跡には、虎刈りや島状に刈り残された場所
を見かけることが多いと思います。
今の時期ですと、コバギボウシやアザミ、ホタルブクロなどが多いですね。
きれいサッパリ刈るのではなく、刈り残す。
これが健康の森における、自然力を活かした緑地管理の一つのスタイルです。
6分咲き位でしょうか!?
合わせて、なんじゃもんじゃ(学名:ヒトツバタコ)も満開です!
今週末にはピークを迎え、
一週間ほどお楽しみいただけます(*^_^*)
各種イベントも目白押しですので
お気軽にお越しください♪
「ツルカコソウ(シソ科)」です。
<散策路沿い>(撮影日:5月16日)
花が終わる頃から、地面を這う走出枝(ランナー)を出すので、
ツルという名がついてます。
今の所、構内では毎年同じ場所に一株しか確認していませんので、
もし見つけられましたら、ラッキーですね。
「マイヅルソウ(ユリ科)」です。
<散策路沿い>(撮影日:5月18日)
「舞鶴草」は、葉を2個広げた姿を鶴の舞う姿に
たとえています。葉がハート型なので、葉っぱ
だけ群生している様も愛嬌があります。
「レンゲツツジ(ツツジ科)」です。
<散策路沿いの林内>(撮影日:5月21日)
シラカバと並んで、信州の高原の景観を象徴する花木です。
今、信州の山林では、ニホンジカによる樹木や高山植物の
食害が深刻ですが、ニホンジカはこのレンゲツツジを好んで
食べないので、レンゲツツジだけが残っているというところもあります。
塩尻市~岡谷市の高ボッチ高原や鉢伏山が名所として有名です。
「ヤマツツジ(ツツジ科)」です。
<散策路沿いの林内>(撮影日:5月21日)
山桜が終わった後、新緑の林内を彩ります。
「エビネ(ラン科)」です。
<山野草コース>(撮影日:5月22日)
「ヒメシャガ(アヤメ科)」です。
<山野草コース>(撮影日:5月22日)
「ナツトウダイ(ドウダイグサ)」です。
<川沿いの散策路沿い>(撮影日:5月25日)
花にしてはかなり地味ですが、葉の付き方が面白く、
色合いにバリエーションがあって、結構目立っています。
名前に「夏」がついているのに、春先から咲き始めます。
写真では、もう実が付き始めています。
「オオヤマオダマキ(キンポウゲ科)」です。
<山野草コース>(撮影日:5月25日)
ヤマオダマキとの違いは、花の背の部分(上側)に突き出した
距(きょ)といわれる部分が、内側に強く巻き込んでいるのが
特徴です。
「フタリシズカ(センリョウ科)」です。
<山野草コース>(撮影日:5月25日)
名の由来は、ヒトリシズカが、花を平家物語の静御前の美しい舞姿にたとえたもの。
そして、フタリシズカが、花を静御前の亡霊2人の艶美にたとえたもの、だそうです。
ここで、私が農学部の学生時代、野外の樹木分類実習での先生と学生の会話
学生「先生、この花は何ですか?」
先生「フタリシズカじゃ!、ほれ、ヒトリシズカというのがあるじゃろ、
これは、花穂が2本だからな。」
先生「それじゃ、花穂が3本のやつは、何ていうかわかるか?」
学生「???、まさか三人静・・・・。」
先生「カシマシイ、じゃ。」
学生「カシマシイ??。」
先生「ほれ、娘(むすめ)三人揃えば、かしましい(やかましい)と言うじゃろ!」
学生「・・・」
※注意:野草には、「カシマシイ」も「三人静」もありません。
「ニガナ(キク科)」です。
<日当たりの良い構内のいたるところ>(撮影日:5月25日)
名前の末尾に「ナ(菜)」が付く草には、食べられるものが多いです。
例えば、ノザワナ、アブラナ、ソバナなど。
「ニガナ(苦菜)」は、葉や茎を切ると、苦い乳液が出るからです。
「ミツバウツギ(ミツバウツギ科)」です。
<管理棟から記念館へ向かう道沿い>(撮影日:5月25日)
昨年、構内から移植しました。
白い花が咲く低木には、何とかウツギという名前が多いですが、
以外と違う仲間のものが多いです。
「マムシグサ(サトイモ科)」です。
<散策路沿いの林内>(撮影日:5月28日)
ちょっと、キモチ悪いと評判です。
こちらも同じ「マムシグサ(サトイモ科)」ですが、
葉に斑が入った、めずらしいタイプです。
でも、なぜか、こちらに背を向けて立っています。
<南道路沿いの林内>(撮影日:5月25日)
「アマドコロ(ユリ科)」です。
<散策路沿い>(撮影日:5月28日)
見た目がよく似ている仲間に、「ナルコユリ」というのが
ありますが、見分け方は、茎を触ってみたとき
茎が丸いのが、「ナルコユリ」
茎に稜(りょう)があって、角張っているのが「アマドコロ」です。
そっと、触ってみてください。
「ヂシバリ(キク科)です。
<散策路沿いなど日当たりの良い場所>(撮影日:5月28日)
名は、細い茎が地面を這い、地面を縛るように見えることから。
雑草扱いされがちですが、一斉に咲くとなかなかきれいです。
地面の土を早く隠したい時など、うまく育てると有効です。
「ミヤマナルコユリ(ユリ科)」です。
<散策路沿いや南道路沿い>(撮影日:5月28日)
花が葉に隠れるように付いているのが特徴です。
長々とお付き合いありがとうございました。
特別に貴重であったり、珍しい花でなくても、
ちょっと視線を変えて眺めると、奥深く楽しい
花の世界をこれからも紹介していきたいと思います。
立てば芍薬・・・・・・
と、古くから美しい女性を芍薬に例えますが
本当に凛としてキレイな花ですよね。
連日のポカポカ陽気で
3000株の芍薬も
どんどんと開花してきています。
これから満開に向け
咲いていく様子をわくわくしながら
見ていきたいと思います(*^_^*)
今年も昨年と同じ開花日だったので、
陽気にもよりますが満開は6月の1週目~2週目でしょうか。
開花に合わせた【芍薬フェスタ】も
6月2日から開催予定です。
たくさんのお客様のご来場をお待ちしております(・ω・)ノ