駒ヶ根工場敷地内にある「健康の森」は、豊かな清流・緑の木々、澄んだ空気が育んだ貴重な自然を多くの人々と分かち合う、癒しの森。
駒ヶ根工場で働くスタッフから、健康の森の自然をご紹介します。
実はこれ、先週のものとちょっと種類が違います。
これは「トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)」と言います。
ただの「ミツバツツジ」との大きな違いは、雄しべの数が10本であること。
ちなみに「ミツバツツジ」の雄しべの数は5本です。
他には、咲く時期が少し遅いこと、
花が咲いいるうちに葉が開き始めることなどです。
この辺りでは、ミツバツツジの事を「イワヤマツツジ(岩山躑躅)」と
呼ぶこともありますよ。
例年より、3~4日程度早いようです。
改めて、構内に山桜がこんなにたくさんあったのかと実感しました。
森林整備で、混み合ったアカマツを抜き伐りし、
特に山桜など広葉樹と競合するものは積極的に伐った成果が確実に出ています。
明るくなった林内には山桜の若木もたくさん更新していますから、
今後はさらに賑やかになって行くでしょう。
お客様駐車場入り口にある大木は、昨年は4月30日が満開でしたが、
今年は今日(4月28日)に満開になりました。
しばらく暑い日が続いていますので、GWまでは持ちそうにないのが
少々残念です。
実はここ、「フデリンドウ」の群生地なのです。
とても小さな花ですが、こんなところが好きなようです。
毎年、種が落ちるまで周りの草刈を控えたりして大切にしています。
足元にちょっと気を付けてみましょう。
そこには小さな花が咲いているかもしれません。
片隅では、在来種の「シナノタンポポ」も咲きそうでした。
何だか歩いてみたくなりませんか?
芽吹きの明るい黄緑を眺めながら、のんびり歩いてみましょう。
きっと心癒されますよ。
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何だか、蝶ちょが乱舞しているように見えました。
これは、「リョウブ」の芽吹きです。
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クロモジは生薬名:烏樟(ウショウ)として、
養命酒の原料として使われています。
ここ健康の森では、早春を彩る代表的な花です。
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特に植えた訳ではありませんが、自然に生えて広がって来ました。
ここしばらくの雨続きで特に青々としていました。
作ろうと思ってもなかなかできるものではありませんが、見事です。
もったいなくて、ちょっと脇の方を歩いてしまいました。
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こちらは低木の「ニワトコ」です。
世界的なミリオンセラー小説(映画もシリーズ化)の中で、
魔法使いの少年が使う魔法の杖は、このニワトコの木なのだそうです。
(西洋ニワトコらしいです。)
葉っぱを千切ると独特の強い匂いがあります。
私はちょっと苦手かな。
お時間のない方は、さらっと車で一周できますよ。
道路沿いではもう山桜が咲き始めました。
構内に自生する山桜の仲間は主に、
「カスミザクラ<霞桜>(別名:ケヤマザクラ<毛山桜>です。
花は白~薄いピンク色です。
山桜の仲間なので、花と葉が同時に開きます。
新葉の色は黄緑~赤褐色と様々です。
ソメイヨシノの様に花は一斉には咲きません。
(ソメイヨシノは遺伝子が同じクローンであるため、
環境が同じだと一斉に咲きます。)
野生の桜は個性豊かです。
山桜の開花も今年は早いようです。
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