旧暦8月15日は十五夜。
この日の月は「中秋の名月」として知られています。
今年の中秋の名月は9月30日で、昨年に続いて満月当日となるそうですよ。
皆さん、お月見を楽しみましょう。
お月見といえば、団子にススキですよね。
というわけで、秋の七草 その7は「ススキ」(尾花)です。
カフェ周辺でも、刈り残したススキが風になびいて、秋を感じます。
団子の代わりに、カフェの定番スイーツ「紅花とショウガの白玉ぜんざい」を
食べながら、ススキを眺めて、秋を感じるなんていかがですか?
ところで、
ススキの仲間をカヤというのは、葉を刈って屋根を葺いたので、
「刈屋根(カリヤネ)」がなまってカヤになったのだそうです。
そういえば、今年は、構内にある縄文式復元住居を建て直しましたので、
まだ刈屋根が真新しいですよ。散策の途中で是非、お立ち寄りください。
構内では、秋らしく穂をなびかせている野草が他にもありましたので、紹介します。
こちらは、
「ノガリヤス(イネ科)」)」(撮影日:9月18日)です。
なんだか、シュッとしていて美しいです。
こちらは、
「ヨシ(イネ科)」)」(撮影日:9月27日)です。
構内では調整池の水路沿いに生えていました。
本来、湖岸や沼、河岸に群生します。
今年の夏は暑くて、日除けに葦簀(ヨシズ)が大活躍しましたね。
「ヨシ」は本当は、「アシ(葦)」の別名です。
アシが「悪し」に通じるのを嫌ってヨシと呼ぶようになったそうです。
『万葉集』以前には、ヨシという呼び名は見当たらないそうです。
というわけで、河原に生えているのは、「ススキ」ではなく「ヨシ(アシ)」
である場合がありますので、よく観察してみてください。