季節の変わり目にご用心

日常の生活の中で簡単に行うことができる、
ストレスと胃腸に効くツボをご紹介します。

  • 関元(かんげん)

    おへそから指4本分下にある。お腹の冷えとりや便秘によい。

  • 中脘(ちゅうかん)

    みぞおちとおへその真ん中にある。内臓機能全般の働きを活発にし、全身を強化する。

  • 天枢(てんすう)

    おへそから指3本分外側にある。消化器系の不調によい。

  • 合谷(ごうこく)

    手の甲の親指と人さし指のつけ根の間。親指と人さし指で挟むように押す。口内炎、肩こり、頭痛など幅広い症状に有効な万能ツボ。

  • 労宮(ろうきゅう)

    手のひら中央のくぼみ。食欲不振や吐き気に効果的。

    太淵(たいえん)

    親指のつけ根にある骨の出っ張りの下。ゲップが気になる時に有効。

  • 大陵(だいりょう)

    手首の横じわの中央部。消化機能の不調を緩和する。

    内関(ないかん)

    手首内側の横じわの中央から、指3本分ひじ寄り。胃のむかつきを和らげ、心をリラックスさせる。
    ストレスによる胃の痛みにも効果的。

梁丘(りゅうきょう)

ひざの皿の外側にある骨の出っ張りから指3本分上のくぼみ。腸の働きを正常にする。
下痢気味の時に効果的。

足三里(あしさんり)

ひざのお皿の下の外側のくぼみから指4本分下にある。
消化器系の不調や未病の改善によい。

※ツボは左右とも同じ場所にあります。

ツボがあるのは「痛いけれども気持ちがよい場所」です。
押しながら探してみましょう。

押す際は、3秒かけてゆっくりと押し、3秒かけてゆっくり離します。
これを5回程度繰り返すとよいでしょう。

胃腸の不調は背中に出る!?

胃腸の症状は胃の周辺だけでなく、胃の裏側にあたる背中にも現れます。背中にこりや張り感の症状が現れたら、胃腸が不調のサインかもしれません。 胃腸の機能を高めるツボとして、「脾兪(ひゆ)」が有名です。脾兪のあたりが張って、硬くなっている場合は、優しくこりをほぐしましょう。「肝兪(かんゆ)」はストレス解消に効果的ですので、一緒に刺激するのもおすすめです。

  • 肝兪(かんゆ)

    第9胸椎の下のへこみから指2本分外側(肩甲骨の下端が第7胸椎。そこから2つ下の背骨のへこみ)。

    脾兪(ひゆ)

    第11と12胸椎の間から指2本分外側。

  • 自分で手の届かない背中のツボは、人に押してもらったり、マッサージグッズを活用しましょう。