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  • 【2006年8月号】何を始めるにしても、ゼロからのスタートではない。失敗や無駄だと思われたことなどを含めて、今までの人生で学んできたことを、決して低く評価する必要はない。

何を始めるにしても、
ゼロからのスタートではない。
失敗や無駄だと思われた
ことなどを含めて、
今までの人生で学んできたことを、
決して低く評価する必要はない。

カーネル・サンダース 1890年~1980年

就いた職は40種!カーネルおじさん奮戦記

ケンタッキー・フライド・チキンの創始者、カーネル・サンダース。白いタキシードに身を包み、同店の店頭で笑みを浮かべる人形は日本でもおなじみですが、一体どんな人だったのでしょう?カーネルが最初に仕事を始めたのは15歳の頃。以来、消防士、保険の外交、船の仕事、タイヤ売り、機関士など40種あまりの職を転々とし、ガソリンスタンド業を始めたのが30歳後半でした。40歳になったとき、スタンド利用者のための小さなレストランを隣接させ、そこの目玉料理がフライドチキンでした。その後、大恐慌や干ばつ、高速道路完成による車の流れの減少など、数々の不運が彼を襲い、あえなく店を手放すことに。その時カーネルはすでに60歳を超えていました。

誰しもが持つ「輝かしい過去」

残った財産は、フライドチキンの調理法。ここから不屈の精神を発揮します。各地のレストランでチキンを試食してもらい、気に入ってくれた店には調理法を教えてチキン1本の売上げにつき5セントのマージンをもらうフランチャイズ・ビジネスを始めました。といっても当時フランチャイズ・ビジネスを理解している人はごくわずか。どの店も訝しがってなかなか契約を結んでくれず、なんと営業1000件目を超えて、やっと1件の契約が取れました。そのあとは引く手あまたとなってあれよあれよという間に世界的企業となったのです。40もの職を転々として最後に大成功を掴んだカーネルですが、今回の名言をみるかぎり「もっと早くやっておけば・・」とは思っていなかったようです。皆さんも、昔習得した技術やノウハウをもう一度思い出し、今、それらを集結させて何かできないだろうかと考えてみると面白いかもしれませんね。「輝かしい未来」とよく言いますが、皆さんの過去も一様に輝かしいはずです。