養命酒ライフスタイルマガジン

研究員のウンチク

おんばしら

私は、伊那谷の北の端、小野という所に暮らしています。
小野では、国二乃宮矢彦神社・小野神社の式年御柱祭の最大の見せ場「里曳き祭」が平成17(2005)年5月3日~5日に行われる予定になっていて、小さな町は御柱ムード一色です。
信州の諏訪地方で行われる御柱祭りは、俗に天下の大祭とか、富士吉田の火祭りや静岡県島田市の帯まつりと並び天下の三大奇祭などと呼ばれ、雄壮な木落としなどで全国的に知られていますが、小野では次の年、卯と酉の年に7年に1度行われています。

人を見るなら諏訪御柱、綺羅(きら)を見るなら小野御柱といわれ、各地区ごとにきらびやかな衣装や山車が里曳き祭には登場します。

私もこの大きなお祭りで素敵な衣装を着て「木遣り唄」を唄う小学生の娘の後を追いかけて走り回る忙しい日々が続いています。

矢彦沢 ゆかり(養命酒中央研究所・研究担当)

嫁に来て10年。旦那の両親と二人の娘と共に壮大な自然に囲まれ、田舎暮らしを満喫しています。