養命酒ライフスタイルマガジン

健康レシピ

2つの”初物”でお手軽ごちそう! 初鰹の新茶漬け

旬の味覚をサラサラと…

風薫る五月は、初鰹、新茶といった「初物」が店頭に並ぶ季節でもあります。昔から「初物を食べると寿命が75日延びる」と言われ、ありがたがる私たちの食文化。その季節ごとに味わえる「旬」を大切にしているのですね。今月は、初鰹を新茶でいただくお茶漬けレシピをご紹介します。旬の味覚をサラサラと楽しみましょう。夜食にもピッタリですよ。

材料(2人分)

鰹タタキ
(スライス)
4~6枚
ご飯 茶碗軽く2杯分
新茶葉 茶さじ2杯
<ヅケ醤油>
醤油 大さじ1
小さじ1
<薬味>
大葉 2枚
みょうが 1個
刻みのり 適宜
いりごま

作り方

. ヅケ醤油の材料を合わせ、鰹を1時間ぐらい漬け込む

. 大葉は千切り、みょうがは小口切りにする。

. ご飯に1の鰹をのせ、薬味をのせる。

. 温めて新茶葉を入れた急須に沸騰した湯を入れ、3にそそぐ。

食材のお話:初鰹

低カロリーで疲労回復や美肌効果も

魚の中でも最速で泳ぐといわれる鰹は、寝ているときにも泳いでいるほどタフな魚。それだけに滋養に富んでいます。タンパク質が豊富で特に血合いには疲労回復に欠かせないビタミンB1や、ビタミンB6、B12、ナイアシンなどのB群、バラ色のほほを作る鉄分などのミネラル類を多く含んでいます。とくに黒潮にのって北上してくるものを「初鰹」と呼んでいます。秋に南下してくる「戻り鰹」よりもあっさりしていて、カロリーも低めです。

料理のお話:ヅケにするひと手間で

臭みが消えてごちそう度アップ!

この時期、スーパーの魚売り場にたくさん並んでいる鰹のタタキ。生のものより臭みが少なく鰹が苦手な人にも食べやすいですね。さらにお寿司やさんでマグロをヅケにする要領で、鰹をヅケにすれば、しっかり味がついてごちそう気分。そこに熱々の新茶を注いで薫り高いお茶漬けにします。本来新茶は少し低めの温度のお湯でゆっくり淹れることで甘みを出すのですが、この場合は沸騰したお湯を使いましょう。甘みよりも香りを優先。お茶をかけたとき、鰹の周囲が熱で少し白くなるのが目安です。ちなみに、大葉のかわりに三つ葉をあしらってもOK。清々しい香りが加わりますよ。