養命酒ライフスタイルマガジン

健康レシピ

滋養たっぷりのれんこんで、とろ~りやさしい蒸し物 蓮蒸し(はすむし)

胃にやさしく負担をかけない

食べ過ぎ、飲み過ぎで「最近なんだか胃が重い・・・」と感じること、ありませんか?そんな時には積極的に、胃腸に負担をかけないものを食べるようにしたいところです。この季節だから、ほかほか身体が温まるものならいうことなし。そこで、今回は蒸し料理をご紹介します。ダシをとろみのついたあんにしてかけるので、冷めにくくいつまでも熱々で楽しめます。

材料(3〜4人分)

れんこん 200g
(中ぐらいの太さのもの一節ぐらい)
タラの切り身(小) 4切れ
(大きなもの2切れをそれぞれ半分に)
昆布(1.5~2cm角) 4枚
卵白 1個分
だし汁 200㏄
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
片栗粉 小さじ1
適宜
三つ葉 適宜

作り方

. タラは軽く塩少々をふっておく。

. れんこんを粗めにすりおろし、卵白と塩ひとつまみを加え混ぜる。

. 器に昆布を敷きタラをのせ、上から(2)をかぶせる。

. 強火にかけて沸騰している蒸し器に入れ、15分蒸す。

. 蒸している間にあんをつくる。鍋にだし汁、しょうゆ、みりんを入れて火にかける。

. 沸騰したら弱火にし、1~2分火にかけてみりんのアルコール分を飛ばす。

. 火を一旦止め、片栗粉を同量の水でといたものを少しずつ加えてとろみを出す。

. 蒸しあがった(4)を取り出し、(7)のあんをかける。

. 三つ葉を飾って出来上がり。

食材のお話: れんこん

寒さの増す季節に食べたい栄養豊富な食材

「穴が開いていて先を見通せる」と、縁起物として大事にされてきた食材。その一方でれんこんは、絞り汁は咳止めや疲労回復に、干したものを煎じるとむくみの解消に、ねばねば成分は下痢に良い・・・と数々の民間療法で大活躍してきた野菜です。熱に強いビタミンCを多く含むので、風邪の予防には欠かせません。またビタミンCは美肌や老化防止にも心強い味方。急に寒さが増してくるこの季節に旬を迎えるので、積極的に食卓にのせるようにしてください。ちなみにれんこんは縦に繊維が走っているので、穴をすりおろす面にあててすりおろすと繊維が切断され、胃にやさしくなります。

料理のお話:蓮蒸し

すりおろしたれんこんで魚のうまみギュッと閉じ込めて

れんこんの粘り気を利用した一品。魚の上にかぶせて蒸すことで、魚の風味を逃さずおいしく仕上げます。上からダシのあんをかけて出来上がり。今回はタラを使いましたが、魚は白身の魚やエビ、うなぎなどでもおいしくできます。ぎんなんや椎茸など季節の食材をたくさんいれて華やかなおもてなし料理にも。わさびやしょうがをのせて辛味を利かせるのもおすすめです。