養命酒ライフスタイルマガジン

健康レシピ

ハーブやトマトと合わせてちょっとイタリアンなアレンジに さんまのハーブソテー

材料(4人分)

さんま 2尾
小麦粉 大さじ1・1/2
ハーブ
(タイム、ローズマリーなど好みのもの)
適宜
トマトカット缶詰 1缶(400g)
オリーブオイル 大さじ1
塩・こしょう 適宜

作り方

. さんまは三枚におろして塩・こしょうする。

. 小麦粉とハーブを混ぜ合わせる(タイムやローズマリーなどは葉だけ。茎は別にしておく)

. 1のさんまに2のハーブ入り小麦粉をまぶす。

. フライパンにオリーブオイルと2で残った茎の部分を入れて弱火にかける。

. 香りが出てきたら、茎を取り除き、中火~強火にする。

. 3のさんまを皮目を下にしてならべて焼き、焼き色がついたら返して焼く。

. 両面焼けたらさんまを取り出し、そのフライパンに缶詰のトマトを加える。

. 水分を飛ばすようにして煮詰め、塩で調味する。

. 皿に8のソースを敷き、焼きあがったさんまをのせる。

10. あればバジルを添える。

旬の今だから、毎日でも食べたいさんま

さんまを漢字で書くと「秋刀魚」。文字通り、秋の魚です。旬の今は、新鮮な生のものが安く手に入ります。栄養も豊富なので、ぜひとも食べたい食材のひとつ。定番の塩焼きはやっぱりおいしいけれど、毎日それでは飽きてしまいますね。そこで今回は、ちょっとイタリアンなさんま料理をご紹介します。実はさんまは、トマトやオリーブオイル、ハーブとの相性もいいのです。

食材のお話: さんま

夏の疲れが出るこの時期にうれしい栄養がたっぷり

今月の「特集」でもご紹介したように、血液をサラサラにするといわれるEPA(エイコサペンタエン酸)や、脳によいと注目を浴びているDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富。また、さんまの良質なタンパク質は、アミノ酸をたくさん含み、それが吸収されやすいバランスなのも特徴です。そのほかビタミンやカルシウム、鉄分なども豊富。疲労回復や血液の循環をよくしたり、貧血を予防したりするビタミンBは、他の魚に比べても比較的多いので、夏の疲れが気になっている人は、ぜひ積極的に食べてください。このようなさんまの栄養は、脂肪に多く含まれているので、「脂ののった」ものを選ぶのが大切。調理するときも、脂を一緒に食べられるような方法がベストです。

料理のお話:ハーブの香りとトマトの酸味でいつもと違うさんまのおいしさ

ハーブを加えた小麦粉をまぶして、カリッと焼くだけ。トマトソースも、さんまの旨みの残ったフライパンで煮詰めるだけの簡単メニューです。今回は、ハーブにタイムとローズマリー、バジルを使いましたが、お好みのものでOK。ドライハーブでもいいし、パセリや刻みネギなど、冷蔵庫にある香りのあるもので代用してもおいしくできます。カレー粉だと、ちょっとエスニックな一品になります。ポイントは、焼き過ぎないこと。表裏、両方に焼き色がつき、カリッと仕上がったら、あまり長く火にかけないようにしましょう。