養命酒ライフスタイルマガジン

健康レシピ

酸っぱくて辛い燃焼系。熱々具だくさんのスープ 「酸辣湯」(スーラータン)

材料(4人分)

豚肉細切れ
A(片栗粉 小さじ1、紹興酒 小さじ1、塩 少々)
100g
しいたけ 4枚
ゆでたけのこ 100g
豆腐 150g
ニラ 1束
玉子 1個
鶏がらスープ 600cc
紹興酒 大さじ1
黒酢 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
少々
片栗粉 大さじ1
こしょう 適宜
ラー油 適宜

作り方

. 豚肉は食べやすい大きさに切り、Aをもみこんで下味をつける。

. しいたけ、ゆでたけのこは薄切りに、豆腐はさいの目に切る。

. ニラは3~4cmの長さに切る。

. 鶏がらスープを熱し、1の豚肉をほぐしながら入れる。

. 2の野菜を入れ、3~4分煮込む。

. 紹興酒、黒酢、しょうゆ、塩を加え、沸騰したらニラを加える。

. 片栗粉を同量の大さじ1の水で溶き、鍋に少しずつ加える。

. とろみが出たら、玉子を溶いて加え、ふたをして1分蒸らす。

. 皿に盛り、好みの量のこしょうとラー油をかける。

身体によい「酢」をスープでたっぷり

日本料理で「酸っぱいもの」といえば、梅干や酢の物、酢漬けが一般的ですが、アジアのほかの国には、酸っぱくて辛いスープがけっこうあります。世界三大スープのひとつ、タイのトムヤムクンもそのひとつ。中国では、黒酢を使った酸辣湯が有名です。酸っぱさは黒酢、辛さを唐辛子やこしょうでつけ、野菜や豆腐、玉子などの具がたくさん入ったスープ。中国では暑いときには熱いものを食す習慣があり、このスープも例外ではありません。酸味が食欲増進の役割を果たし、辛味は新陳代謝を活発にします。まさに夏の元気の素!熱々をたっぷりいただきましょう。

食材のお話: 黒酢

アミノ酸が豊富。中国では調味料代わり

日本の黒酢は玄米で作られますが、中国の黒酢はもち米から作られます。どちらもアミノ酸が豊富で、からだによいといわれているのはご存知の通り。アミノ酸は、酸っぱさの元になるクエン酸と一緒に働くことで、脂肪燃焼の効果が上がるといわれていて、ダイエットの手助けになります。そのほか血液をサラサラにする、疲労回復など、さまざまな効能が注目されている黒酢ですが、医食同源の考え方を大事にする中国では、あらゆるものに調味料代わりにかける習慣があります。

料理のお話: 肉や野菜をたっぷり入れてさらに栄養満点!

酸っぱくて辛くて・・・複雑な味のスープなので作り方も難しいのでは?と思いがちですが、とても簡単に作れる酸辣湯。中に入れる具も、冷蔵庫の残りものを使えばOKです。ポイントは、黒酢を入れたらあまり煮立てないこと。酸味が飛んでしまうのを防ぐために、手早く仕上げましょう。黒酢がないときは、普通の酢でも代用できます。その場合はしょうゆをこころもち多めにして塩を減らし、コクを出すようにしてください。