養命酒ライフスタイルマガジン

健康レシピ

ツライ花粉症に里芋&じゃこの和力:「里芋とちりめんじゃこの煮物」

材料(3~4人分)

里芋 6~8個
ちりめんじゃこ 1/2カップ
みりん 大さじ1
しょうゆ 大さじ1/2
※ちりめんじゃこの塩分により、調整してください。

作り方

. 里芋はたわしやくしゃくしゃにしたアルミホイルなどで皮をむく。

※かゆみが出ることがあるので、肌の弱い人はゴム手袋などをしてください。

. 鍋に里芋とひたひたの水、ちりめんじゃこを入れてふたをして弱火にかける。

. 沸騰したらみりん、しょうゆを加え、さらに20分ぐらい煮込む。

. 里芋に串がすっと通るぐらいになったらふたを開け、鍋を動かしながら煮つめる。

今年も花粉の季節がやってます!

春の気配を感じると、あたたかくなってほっとする反面、気になるのが花粉情報。毎年この季節になると憂鬱になる人も多いでしょう。また去年までなんともなかった人が突然発症してしまうことも多い花粉症。現代人にとっては、他人事ではありませんね。
一般的にスギ花粉は2月中旬頃から飛来し始めるらしいので、そろそろ対策をしておきましょう。

現代の医学でも完全に治療することが難しいとされている花粉症ですが、薬やお茶などで症状を和らげる方法がいろいろあります。
食べ物でもある程度の対策は可能です。粘膜を強くする働きのある食材や、炎症を鎮める作用のある食材を積極的に摂ることでつらい症状を少しでも和らげましょう。
カルシウムなどイライラを抑制する栄養素の働きを借りて、気分転換の手助けをすることもひとつの方法です

今月の食材:里芋・ちりめんじゃこ

「芋薬」といわれた薬効高い里芋

里芋は、別名「芋薬」といわれるぐらい、昔から薬効が高いとされてきました。

昔はすりおろして湿布薬にして使っていたというほど、炎症を鎮める働きが注目されていました。イモ類のなかでは低カロリーで食物繊維も多いので、今ではデトックス(体にたまった毒素を排出する)効果でも期待されています。
一方ちりめんじゃこは、骨までまるごと食べることから、カルシウムが豊富。このカルシウムは骨を丈夫にするだけではなく、イライラ抑制や免疫力アップ効果も期待できる栄養素です。

ヌメリを逃さずカンタン調理。秘訣は皮むきにアリ!

里芋というと、ヌメリを取るために下茹でしたり、塩もみしたり。そんな下ごしらえが大変というイメージがありますね。でも、このヌメリを取り除いてしまっては、 里芋の薬効も減ってしまうのです。だから、今回はヌメリを閉じ込めたまま調理します。

秘訣は皮のむき方。一般に里芋は皮を厚くむくものとされていますが、ヌメリを外に出さないよう、外側の固い皮だけをむきましょう。たわしで軽くこすったり、アルミ箔をくしゃくしゃにしたものでこすったりしてください。

ちょっと見栄えは悪いですが、これで大切なヌメリ成分を逃さない、しかもヌメラないので吹きこぼれません。ちりめんじゃこを使うので、だしをとる必要もありません。皮をむいて、鍋に入れて煮込むだけ。カンタンでからだにおいしい里芋の煮物が完成します。