私は中央研究所で、主に生薬の成分の分析を担当しています。生薬の分析といっても、内容は多岐にわたります。一つは生薬に含まれる成分の検索です。これは新しい未知の成分や薬効を探すことが、大きなテーマになります。新しい発見は、分析屋の夢でもありますから(笑)。もう一つは養命酒の理化学的な品質管理です。現在はこちらが業務の大きなウエイトをしめています。養命酒には14種類の生薬が入っています。これをいかに品質を保持するかが、ポイントになります。
いつか、新しい成分を発見して、自分で作った製品を世に出したいですね。品質管理的な業務はもちろん製品にとっていちばん大切ですが、せっかく研究所にいて研究をするなら、今まで誰も踏み込んだことのない領域へ進んでみたいですね。ただ、分析の分野では常におきる悩みなんですが、高感度で高性能な新しい分析装置が導入されると、当然、これまで見えてこなかった分析結果が見えてくることになります。その結果、これまで一つだと思っていた物質が二つに見えてくることもあるわけです。分析はハイテクですから、そこが難しいところですね。
私たちは、自分で言うのもなんですが「何で?」と思われるほど、真面目に養命酒を造っています。これは大いに誇れることだと思っています。これだけ真面目に造っているんですから、とりあえず、飲んでみてください。心の底では真面目すぎるんじゃないかと思っているくらいです(笑)。また、これからは予防医学が重要になると思われます。病気になってから薬を飲むのではなく、ならないようにする、という考え方も大切ではないでしょうか。とにかく若い人にも試していただきたいですね。テレビでよく取り上げられるような成分も入っていますので、ぜひ、飲んでみてください。