「20代OLの男性上司との関係と未病の実態に関する調査」 〜OLから見た男性上司の姿と健康は? OLが求める男性上司との関係は?〜
20代未病OLは46.2%で半数弱 上司が未病の場合、私も未病になりやすい?

「上司は私の携帯の個人メアドを知っている」3人に1人未病未婚OL、上司に結婚披露宴では「何もしてもらいたくない」がトップで27.5%

上司をカッコいいと思うのは「緊急時の陣頭指揮を取っているとき」がトップで44.1%

上司からのメールで元気づけられる言葉「よくやったね」、「君がいてよかった」40%超


養命酒製造株式会社は、20代OLの男性上司との関係と未病の実態に関するアンケートをモバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)を実施しました。調査は2009年11月6日〜11月10日の5日間で行い、全国の20代OL合計1000名の有効回答を回収しました。

OLから見た男性上司の評価や姿、そして健康は?OLは男性上司との関係によって、「疲れ」や「ストレス」などの様々な不調を抱えた、病気の手前の状態=「未病」になってしまってないだろうか。また、OLと男性上司との関係は、未病または病気の状態となってしまってないだろうか?

忘年会シーズンや年の瀬で、会社で飲みに行く機会も多いこの時期、OL1,000名の視点を通して、OLと男性上司のコミュニケーションや関係、そして健康状態に迫る調査を実施し、以下の結果となりました。



20代未病OLは46.2%で半数弱

未病認知【単一回答形式】

30 才以上の男性上司を持つ、全国の20代OL1,000名に、OL自身やその男性上司の健康状態を聞くために、「未病」という言葉の認知状況を単一回答で聞いたところ、全体では、「言葉と、その意味も知っている」が49.1%で約半数、「言葉だけ知っている」は34.7%で、「知っている合計」は83.8% で8割以上のOLが「未病」という言葉を知っていた。




自分の健康状態【単一回答形式】


彼女たち自身の健康状態を単一回答にて聞いたところ、「健康(46.6%)」と「未病(46.2%)」は拮抗しており「病気」は 7.2%であった。



OLから見た男性上司の健康状態、3分の1は未病


上司の健康状態【単一回答形式】

上司の健康状態をどの様に思うかを単一回答にて聞いたところ、全体では「健康」が56.8%、「未病」32.8%、「病気」10.4%であった。


上司が未病の場合、私も未病になりやすい?


上司の健康状態を本人の健康状態との関連で見てみると、本人が「健康」な場合は上司の健康状態は「健康」が68.0%となり、全体(56.8%)と比べて高く、同様に本人が「未病」の場合は上司の健康状態は「未病」が41.6%で、全体(32.8%)よりも高いという結果であった。すなわち、本人が「健康」の場合は上司も「健康」、本人が「未病」の場合は上司も「未病」である率が高かった。




上司と部下の両方が「健康」な場合、人間関係が『健康な状態』89.6%


上司との人間関係を健康状態に例えると【単一回答形式】


上司との人間関係を健康状態に例えると、どの様に思うかを単一回答にて聞いたところ、全体では「非常に健康な状態」7.9%、「まぁまぁ健康な状態」 62.5%で、『健康な状態』(「非常に健康な状態」と「まぁまぁ健康な状態」との合計)とする人は7割、「未病の状態」が23.9%、「病気の状態」が 5.7%と、「未病」または「病気」の状態とする人が3割であり、『健康な状態』が優勢であった。

これを、上司と本人の健康状態別に見ると、両方ともが「健康」である場合は人間関係も89.6%が『健康な状態』である一方、両方ともが「未病」または両方とも「病気」の場合は人間関係が『健康な状態』であるのは58.2%という結果となり、「上司と部下の体の健康状態」と「上司と部下の人間関係の健康状態」には関連性が見られた。OLもその上司も、会社での人間関係を健全に維持するためには、自分自身の健康管理に気をつけることも必要なのかもしれない。




未病であることの上司の影響度【単一回答形式】


対象者:自分の健康状態を「未病」だと感じる人

本人の健康状態を「未病」と感じる人に、「未病」であることの上司の影響度を単一回答にて聞いたところ、全体では『影響がある』(「非常に影響がある」と「やや影響がある」の合計)が 36.0%、『影響がない』(「あまり影響はない」と「全く影響はない」の合計)が60.1%と、上司の影響がないとする人が過半数であった。これを、「上司との人間関係」が「未病」または「病気」の状態である場合で見た場合、上司の『影響がある』が73.8%という結果となった。

上司との関わりの程度【単一回答形式】

さらに、上司との関わりの程度を単一回答にて聞いたところ、全体では、「仕事のみの関わり」41.9%と「仕事以外でも、多少話をする程度」43.2%の2 つで8割以上を占めたが、「仕事以外の内容でも、例えば趣味やプライベートな内容のメールを交換する程度」5.7%、「仕事以外でも、個人的によく話したり、食事や飲みに行ったりする程度」6.2%、「プライベートな相談や悩み事も聞いてもらえる」2.8%といった、ある程度のプライベートな関係を持つ人が15%程度、また「結婚の可能性がある」人は1000名中2名(0.2%)見られた。これを、「上司との人間関係」が「未病」または「病気」の状態である場合で見た場合、「仕事のみの関わり」は59.8%という結果となった。



「上司は私の携帯の個人メアドを知っている」3人に1人


自分のメールアドレスを上司は知っているか【単一回答形式】

上司は、「あなたの個人の携帯のメールアドレスを知っているか」を単一回答にて聞いたところ、全体では、「知っている」32.5%、「知らない」62.5%と、3分の1の上司は「知っている」状況であった。これを、「上司との人間関係」が「非常に健康な状態」である場合は、「知っている」割合は39.2%となり、人間関係が良好なほど、上司がOLの個人のメールアドレスを認知している割合は高かった。



未病未婚OL、上司に結婚披露宴では「何もしてもらいたくない」がトップで27.5%


婚披露宴を行う場合、上司にしてもらいたいこと【単一回答形式】

未婚OLに対し、「もし、結婚披露宴を行うとした場合、上司に何をしてもらいたいか」を単一回答にて聞いたところ、全体では「スピーチをしてもらう」が27.5%で最も高かったが、2位は「何もしてもらいたくない」で24.9%であった。また、「たくさんのご祝儀をもらう」13.7%といった、ちゃっかり者も見られた。これを、「上司との人間関係」が「未病」または「病気」の状態である場合で見た場合、「何もしてもらいたくない」が39.6%でトップになり、未婚OL自身が「未病」の場合も、「何もしてもらいたくない」が27.5%でトップになった。



OLの上司評価、上司との人間関係が大きく左右


上司の評価【単一回答形式】

OLから見た上司の評価を、9つの項目について5段階評価(単一回答)にて聞いたところ、全体の『そう思う』(「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計)」では、「会社や部署全体のことを考えている」62.9%、「正当な評価をしてくれる」59.3%、「男女差別をしない」59.3%の3項目が60%前後の割合でやや高かったが、「プライベートな相談ができる」は19.4%で低かった。

上司の評価【単一回答形式】 「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計

また、「上司との人間関係」が「非常に健康な状態」である場合は、「会社や部署全体のことを考えている」75.9%、「正当な評価をしてくれる」77.2%、「男女差別をしない」70.9%、「プライベートな相談ができる」35.4%とそれぞれ全体と比べて10ポイント以上も高くなっており、人間関係がOLの上司の評価を大きく左右することが分かる。



上司をカッコいいと思うのは「緊急時の陣頭指揮を取っているとき」がトップで44.1%


上司を「素敵だな、カッコいいな」と思うシーン【複数回答形式】

20代OLが、男性上司を、「素敵だな、カッコいいな」と思うのはどの様なシーンかを複数回答にて聞いたところ、全体では、「緊急時の陣頭指揮をとっているとき」44.1%が最も高く、「部下をかばってくれるとき」43.2%や「部下の話を真剣に聞いているとき」42.2%の「部下との関わり」に関する項目が次いで高く、これに、「真剣に議論しているとき」30.9%、「清潔感のあるスーツをビシッと決めている時」24.9%が続いた。本人の職種別で見た場合は、「営業職」に特徴が見られ、全体に比べ10ポイント以上高かったのは、「真剣に議論しているとき」42.2%、「清潔感のあるスーツをビシッと決めているとき」35.9%、「大きなプレゼンで、お客様を前に堂々と話しているとき」31.3%、「大きな仕事を決めた時」37.5%といった営業現場の日常風景に関わる項目であった。




上司との人間関係が「病気」の状態の場合、「特にない」が42.1%でトップ


上司を「素敵だな、カッコいいな」と思うシーン【複数回答形式】 (上司との人間関係の健康状態別)

「素敵だな、カッコいいな」と思うシーンは「特にない」と回答した割合は全体では、15.7%であったが、「上司との人間関係」が「病気」の状態である場合は、「特にない」が42.1%でトップになるという実に寂しい結果となった。



上司からのメールで元気づけられる言葉「よくやったね」、「君がいてよかった」40%超


上司とのメールのやり取りで元気づけられる言葉や内容【複数回答形式】

上司との社内メールや携帯でのメールのやり取りで、元気づけられる言葉や内容は何かと複数回答にて聞いたところ、全体では『「よくやったね」といった褒め言葉』41.4%と『「君がいてよかった」と存在価値を高く評価されたとき』40.9%といった、本人に対する評価の言葉が特に高かった。これらに『「頑張った甲斐があったね」といった慰労の言葉』32.4%、『上司の誠意が感じられる内容』32.3%、『「一緒に頑張ろう」といった連帯感のある言葉』28.6%『「オレが責任を取るから」といった上司の責任感ある言葉』28.5%が続いた。
また、「上司との人間関係」が「未病」の状態である場合は、全体と比較した場合、大半の項目において全体よりも下回る割合となったが、唯一「昇格、昇給などの待遇改善」と回答した割合は20.5%となり、全体での割合である13.6%を5ポイント以上も上回るという結果となった。




調査概要