胃腸の不調ケア

東洋医学に学ぶ胃腸ケア

胃腸のケアは、気の巡りをよくして
体全体のバランスを整え、
体質を改善していくことが大切です。
適度な食事、睡眠、運動で胃腸をケアしていきましょう。

胃腸の不調が老化につながる!?

 東洋医学では、胃腸の働きが悪くなると老化を早めると考えられています。それは、胃腸にかかわる「脾(ひ)」が「腎(じん)」に悪影響を与え、この「腎」が老化とかかわりが深いためです。

 体質的に「脾(胃腸)」が弱い人もいますが、現代のストレス社会では、「肝(自律神経)」の乱れから「脾」の不調を招くケースが少なくありません。「肝」と「脾」をケアし、胃腸の健康と老化予防につなげましょう。

「脾」が乱れると、「腎」に悪影響を与える
腎
・成長、発育、生殖、老化に関係
・腎臓、膀胱など泌尿器系と、内分泌系に関係
コラム

「気・血・水」にみる健康

 東洋医学には、健康状態をみる方法として、「気・血・水」という考え方があります。「気」は生命活動を営むエネルギー、「血」は血液、「水」はリンパ液や汗などの体液を示しています。「気」は免疫力にも関与します。胃腸が不調になると「気」が少なくなるため、様々な不調の原因になります。このため、胃腸虚弱な体質の人だけでなく、加齢に伴い胃腸の働きが弱くなっている人は、胃腸の働きを整えることで気(エネルギー)を蓄えましょう。 一方、ストレスで胃腸の働きが低下している場合は、胃腸の働きを高めて「気」を補うだけでなく、ストレスによって悪影響を受ける「気」の巡りを改善させることも大切になります。

気・血・水

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胃腸を整える生活習慣

 医食同源と古くからいわれるように、食べる物で体は変わります。栄養バランスに気をつけ、食べ る量は“腹八分目”、そして規則正しい食生活を心がけましょう。また、食事には、精神を安定させる効果もあります。仕事をしながら慌ててかき込むのではなく、親しい人とリラックスした気分で食べるとよいでしょう。それがひいては、自律神経を整え、胃腸のケアにもつながります。

 アルコールも少量であれば、胃酸の分泌を促進して食欲を増すのに効果的です。

“腹八分目”と共にバランスよく規則正しく食べることも大切。リラックスした気分で食べることで、自律神経や胃腸の働きを整える。

 睡眠については、胃腸に負担をかけず安眠するために、食後3時間くらいしてから寝るようにしましょう。軽い運動や体操も胃腸の健康にとって効果的。昔から元気な人を「ガッツがある人」といいますが、「ガッツ(guts)」は英語で「胃腸」のこと。すなわち、元気な人は胃腸も丈夫なのです。

胃腸に負担がかかる食べ物
「ああ夏か」 と覚えましょう!
あ
脂っこいもの
あ
甘いもの
な
生もの
つ
冷たいもの
か
辛いもの
コラム

食前に飲む薬酒の効果

 食前酒は胃腸の働きを高め、食欲を増進させると共に、リラックス効果もあるのでおすすめです。少量のお酒には、体を温める効果もあります。「薬酒」は生薬をお酒に漬け、薬効を抽出したもの。「お酒+生薬」の効果が期待できます。ニンジン、ケイヒ、ウコン、チョウジなどの気を補ったり、または巡りをよくする生薬は、食前酒に最適です。

人参(ニンジン)
オタネニンジンの根。胃腸の消化機能の活性化などに有効。
鬱金(ウコン)
血行を整え、新陳代謝を促進して体の機能を整える。
桂皮(ケイヒ)
ケイの木の樹皮。健胃薬として食欲不振などに用いられる。
丁子(チョウジ)
スパイスとして知られる。殺菌作用があり、消化促進にも有効。

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