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子どもからシニア世代まで
睡眠の悩みは様々

睡眠に満足感が得にくい現代

人が夜にまとまった睡眠をとるようになったのは
18世紀の産業革命以後。
それ以前の農耕や牧畜を生活の営みとしていた時代には、
人々は自然の脅威や治安の悪さと闘いながら、
途切れ途切れにしか睡眠をとれませんでした。

都市生活者が増え、治安が安定し、
住居環境も格段によくなった現代、
私たちの睡眠の状況はどうでしょうか?

「夜にしっかり眠って疲れを癒やす」という考え方が
一般的ですが、果たしてそれを実現できているのでしょうか?

現在、日本では成人の5人に1人が睡眠に問題を抱えているといわれます。
厚生労働省の最近の調査では、「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」
「早朝に目が覚めてしまう」「睡眠時間が足りない」ことなどが週3回以上ある人は、
それぞれ1〜4割いることがわかっています(右記参照)。
睡眠に満足感が得にくい時代、それが現代の姿といえるでしょう。

年代によって異なる睡眠の悩み

一口に睡眠の悩みといってもその実態や抱えている問題は様々で、
年代によっても違いが見られます。

子どもや10~20代の若年世代では、
遅寝や睡眠リズムの乱れが問題になっています。
ゲームや携帯電話の普及、社会全体が夜型化していることが
背景にありますが、親の躾の問題が一番大きいようです。

勤労世代では、残業や深夜就労、交替制勤務などにより、
十分な睡眠が確保できていない人が少なくありません。
また、家事や子育て、介護など私的な領域での多忙も
睡眠不足の原因となっています。
ストレスで眠れないと感じている人も多いようです。

シニア世代は睡眠時間が確保できないわけではないのですが、
不眠に悩む人は増えてきます。腰の痛みや夜間の頻尿など、
体の不調が原因の不眠が多いのも、この世代の特徴です。

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