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四季のケア

季節による体の変化に合わせて、体調管理を行いましょう。

春 自律神経が乱れやすく、胃腸に負担がかかりやすい。背中にこりを感じたら不調のサイン。

東洋医学では、春は1年のうちで最も自律神経の働きに影響を与える季節。
環境の変化に加え、生体リズムの変化が起こりやすく、
イライラしたり憂鬱な気分になったり、心身のバランスを崩しやすくなります。
心身のバランスが崩れると「脾」(胃腸)にも影響が出ます。
胃腸の不調症状は、胃の周辺だけでなく背中にも及びます。
胃腸に負担のかかる食生活を改め、
背中のマッサージで自律神経を整えましょう。

肩甲骨の下から腰下まで、背骨に沿ってもみほぐす。自律神経を整え、ストレスの緩和にも有効。

夏 胃腸が冷えることで不調が起こりやすい。 冷たい物の摂取に注意。

夏は胃腸を酷使しやすい季節。冷たい物を摂って胃腸が冷えたり、
水分の摂り過ぎで負担がかかったりしやすくなります。
胃腸に特に不調を感じていなくても週に1 日は「胃腸ケアの日」をつくり、
体を温める食べ物を意識的に摂るようにしましょう。
暑い屋外と冷房の効いた涼しい屋内との温度差により生じる自律神経の乱れは、
ぬるめの湯にゆっくりと入り、発汗することでリセットできます。
リラックス効果もあり、安眠にもつながります。

旬の食材を温めて食べたり、生姜や大葉、ねぎなど温める作用のある薬味を活用するとよい。

秋 夏の疲れで胃腸が弱っている時。 栄養のある物を“ほどよく”食べよう。

秋は冬に備えて栄養を蓄える時期。
ただし、たくさん食べるという意味ではありません。
夏の疲れで胃腸が弱っている時でもあるので、
栄養のある物をほどよく食べて、胃腸を整えることが大切です。
また、夏に比べて水分補給の量が減るために便が硬くなり、
便秘になる人が増えます。
発酵食品と食物繊維を意識的に取り入れ、腸内環境を整えましょう。

食物繊維は腸の掃除役。また、腸内の善玉菌を増やす役割もあるので、根菜、いも類、豆類、玄米などを積極的に摂ろう。

冬 寒さで「気」がすり減る冬は、 エネルギーを「蔵」する季節。

冬は寒さにより夏よりも10%ほど多くのエネルギーを使うため、
「気」もすり減っています。
ですから、体を冷やさないよう心がけると同時に、
エネルギーを蓄えることを第一に、ゆっくりと過ごすようにしましょう。
宴会などでいつもより多く飲んだり食べたりすると、
胃腸の働きを弱めるので体のエネルギーは不足します。
この季節こそ、腹八分目を念頭に置いて暮らしましょう。

特に首、手首、足首を温めることが寒さから身を守るポイント。

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