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男と女の雑学

「アモーレの国、イタリア式愛の口説き文句とは?」「昆虫のオスはメスにゴージャスな贈り物をする?!」「トイレの男女マークは東京オリンピックをきっかけに生まれた!」――今月は男と女の雑学をお届け!


アモーレの国、イタリア式愛の口説き文句とは?

イタリアのサッカーチームで活躍する長友佑都選手が、結婚発表の際に平愛梨さんを「僕のアモーレ」と呼んで話題を呼びましたが、「アモーレ(AMORE)」とは「愛」や「恋人」を意味するイタリア語です。ただし、親しい友人や子ども、孫、ペットなど、恋人以外にも幅広く使われます。アモーレと同様に、「宝もの」を意味する「テゾーロ(TESORO)」も日常的に用いられる言葉です。女性に対しては、「美しい、美人」を意味する言葉「ベッラ(BELLA)」が頻繁に使われます。女性がイタリアに行くと「チャオ、ベッラ!」とあちこちで男性に声をかけられるかもしれませんが、口説かれていると勘違いしてはいけません。あくまでもイタリア的な常套句と心得ましょう。ちなみに、イタリア映画などでしばしば耳にする「ティ アーモ(TI AMO)」は、ずばり「君を愛している」という意味。イタリアの街角には「TI AMO」という落書きが必ず見られますし、情熱的なラテン気質のイタリア人はいつも「ティ アーモ♡」と囁き合っているように思われがちです。しかし、これは真剣な愛を意味する重みのある表現なので、イタリア人も「アモーレ」のように軽々しくは使わないといいます。もし「ティ アーモ」と言われたら、その時は本気で口説かれていると思っていいかもしれません。


アモーレのいたずら書き

イタリアの街角には「AMORE」という落書きがあちこちに!


昆虫のオスはメスにゴージャスな贈り物をする?!

バレンタインデーは女性が男性にチョコレートを贈りますが、ホワイトデーには、意中の女性の気を引こうとプレゼントを奮発する男性も少なくないようです。実は、昆虫の世界でも、メスの気を引くために贈りものをするオスがいます。動物行動学の先駆、故日高敏隆博士によると、オドリバエという小バエのオスは、メスに贈る虫を自らの唾液でラッピングして差し出すのだとか。肉食性の昆虫のガガンボモドキも、メスに獲物の虫をプレゼントする習性があるそうです。オスに誘われて虫を贈られたメスは、贈りものをじっくりチェックし、十分に食べごたえのある大きな虫だと納得すると、オスに交尾を許すそうです。けれど、もしオスが中途半端な虫を贈ってしまうと、メスは交尾半ばでつれなく逃げてしまうため、オスは自分の子孫を残すことができません。そんなトホホ状態にならないように、オスはリスクを冒してでも、メスに認めてもらえるような立派な虫を贈ろうとがんばるそうです。しかし、中には戦利品の虫を携えて必死にメスを誘っているオスに、メスそっくりの動き方をして近付き、虫を横取りしてしまう狡賢いオスもいるのだとか。人間も昆虫も、贈りものをめぐるきわどい恋の応酬には要注意ですね。


イラスト


トイレの男女マークは東京オリンピックをきっかけに生まれた!

男子トイレと女子トイレを識別する人型のマークは、デザインが微妙に違っていても万国共通です。実はこのマークは、1964年の東京五輪の時に生まれました。当時、どの国の人が見ても分かる絵柄(ピクトグラム)を作るために、グラフィックデザイナーの田中一光氏や芸術家の横尾忠則氏など、後の日本を代表する若手クリエイターたちが招集され、アイデアを出し合ったといいます。ボツになった中には、とぐろを巻いた便の絵もあったのだとか…。そんな中で選ばれたのが田中一光氏の描いた、ズボンをはいた男性の絵と、スカートをはいた女性の絵柄だったそうです。実はこの時に作られた絵柄は、男女ともにモノトーンでした。
しかし、女性もズボンをはいたり、男性でもスカートをはく場合があることから、男性は青、女性は赤に色分けされるようになったのだとか。ただ、海外では同色にすることで空間の統一感を図る目的や色弱者への配慮から、色分けがされていない表示が多いようです。また、近年ではアメリカなどで、トランスジェンダーなどへの配慮から男女共用のユニセックストイレが増えています。2020年の東京五輪でも、東京都は男女共用トイレを設置するようです。半世紀以上の間に、性別の捉え方がより多様になってきているひとつの表れといえるでしょう。


イラスト

養命酒の駒ヶ根工場にあるトイレの男女マークには、キャラクターの「ビンくん」の絵柄があしらわれています。