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お正月の雑学

門松を飾ってはいけない日があるって本当?!「あけましておめでとう」は神様へのごあいさつ!ポチ袋の「ポチ」って、なあに?――今月はお正月の雑学をお届け!


門松を飾ってはいけない日があるって本当?!

お正月には、玄関に門松やしめ飾りを飾る風習がありますが、クリスマスが明けたら早々と飾るべきなのでしょうか?それとも大掃除を終えた大晦日に飾るべきなのでしょうか?
――正解は、「12月28日にまでに飾る」です。門松やしめ飾りは、新年に「歳神様(としがみさま)」と呼ばれる神様を迎えるためのよりしろ(目印)です。12月30日は旧暦の晦日(みそか=月の最後の日)にあたり、12月31日は大晦日です。新年前夜に慌ただしく飾るのは、葬儀の飾りのようで縁起が悪く、歳神様に失礼であるため、「一夜飾り」と言われて嫌われます。また、12月29日に飾るのも、「二重苦」「苦が待つ」「苦立て」に通じるので避ける必要があります。
ちなみに、門松やしめ飾りを飾っておくのは、松の内(1月7日)まで。ただし、地域によっては1月15日や1月20日まで飾る場合もあります。その年のお正月飾りは左義長(さぎちょう)やドンド焼きと呼ばれる火祭りの行事で焼きます。もったいないからといって、毎年同じものを使い回しにするのは歳神様に失礼なのでNGです。


「あけましておめでとう」は神様へのごあいさつ!

メールやSNSで新年のあいさつをする人が増え、年賀状を出す人が年々減ってきているといわれる昨今。メールでも年賀状でも、新年のあいさつには「あけましておめでとう」に代表される定番フレーズがつきものですが、その本当の意味をご存知でしょうか?
実は、「あけましておめでとうございます」は、神様に対する祝福の言葉なのです。年が明けて歳神様を迎える際に述べる感謝の言葉を周囲の人々と交わすことによって、新年を喜びあっているのです。ちなみに、「新年あけましておめでとうございます」と書くのは、「新年」と「あけまして」が重複しているので、「新年」という言葉を使いたいなら、「新年おめでとう」とするのが正しい日本語です。
「元日」と「元旦」も実は違います。元日が「1年の最初の日=1月1日」を指すのに対して、元旦は「1月1日の朝」を指します。どちらにも共通する「元」は、「はじめ」を意味する言葉です。元旦の「旦」は、「日」が朝日で、「一」が地平線を表しており、朝日が地平線から上る様子を表した漢字です。「元旦の朝」と言うと、「元日の朝の朝」という重複した意味になるので注意しましょう。


ポチ袋の「ポチ」って、なあに?

イラスト


子どもにお年玉を渡すときに欠かせない「ポチ袋」。その起源は、旦那衆がひいきの芸子さんに対して、「ほんの心づけ」としてご祝儀を渡す際に使われたものでした。「ポチ」の語源は、ほんのわずかなことを意味する「これっぽっち」だと言われています。関西方面では、商売や景気が「まあまあ、そこそこ」という意味で、「儲かりまっか?」「ぼちぼちでんなあ」などと言いますが、「ポチ」が「ぼちぼち」に由来するという説もあります。
ちなみに、2017年のお正月のお年玉調査(株式会社バンダイ調べ:小1~中3の子どもの保護者900人が対象)では、小学1~6年生の平均額は22,502円、中学1~3年生の平均額は32,130円で、もらった相手は平均5人でした。ポチ袋といっても、今どきのお年玉は小銭ではなく、平均4000円~6000円の紙幣がぎっしり入っていることになります。ポチ袋に紙幣を入れる際は、顔が印刷されている面を内側にし、右側を上にして三つ折りにします。封は糊づけしたり、シールなどを貼らないのがマナーです。複数枚のお札はきれいに重ねて折りますが、金額は1万円までが目安です。お孫さんなどに1万円以上のお年玉をあげたい太っ腹な方は、通常の祝儀袋に入れましょう。