HOME > 健康の雑学 > 【2009年2月号】冷え対策アイテム最前線


冷え対策アイテム最前線


「冷え」に対抗するアイテムは年々改良が進み、今ではさまざまなタイプの冷え対策商品が販売されています。その主だったトレンドを今回はご紹介してみたいと思います!



電子レンジが「冷え対策」に!?〜首を温める〜


「冷え」は手や足のみにくるものではありません。うなじなどの首回りに「冷え」を感じたり、肩こりの原因になってしまうこともよくあります。そもそも首は重い頭を支えているために筋肉がこわばりやすく、血の巡りが滞りがちな部位。ここを温めることも冷え対策につながります。

そこで昨今人気を得ているのが「ネックピロー」。直訳すると「首の枕」ですが、寝るとき以外にも活用できるアイテムです。さまざまなタイプのネックピローが普及していますが、冷え対策としてオーソドックスなのは「電子レンジで2〜3分温める」タイプです。枕の中にはそば殻や小麦が入っていて、温めると香ばしい香りが立ち込めます。ラベンダーなど、リラックス効果をもたらすといわれているハーブ類が入っていることもあります。温まったネックピローを首に巻くと、適度な重みと温かさがじんわりと首、肩に伝わり、まるでハーブのお風呂に浸かったような感覚に。2時間ほど温かさが持続します。

寝るときに、通常の枕代わりにして使ってもOK。お腹の上に置いたり、足元に置いて足を乗せたりしても効果てきめんです。デスクワークをしている際は腰のあたりに当てておいてもよいでしょう。何度も温めて使えるスグレモノのアイテムとしてオススメです。

また、従来は「使い捨て」がメインだったカイロにも、電子レンジでチンして繰り返し使えるタイプのものが販売されています。アイスノンのように中身がジェル状になっているため、感触もやわらかです。

かつて恥ずかしいグッズ!?だった腹巻がオシャレに 〜お腹を温める〜


「腹巻」といえばフーテンの寅さんや天才バカボンのパパを思い起こす方も多いのでは?とりわけ若い世代にとって「していると恥ずかしい」イメージが蔓延していた腹巻きが、昨今はオシャレに変身。若い女性達の間でも人気を得ています。

以前、実家が旭川にある知人女性に話を聞いたところ、「冬はマイナス20度くらいになるのに、オシャレしたいから東京の女子高生と同じ格好で高校に通っていた」とのことでした。なかには吹雪なのにストッキングもはかずミニスカート&生足で過ごす女子高生もいたとか。涙ぐましい乙女の努力!そんな彼女らにとって「腹巻きはありがたい存在」だったそうです。

「冷え」を察知した身体は、自らを守るために血液を内臓、つまりお腹周辺に集める働きがあります。それゆえ手足などの末端部分に血液が行き届かずに、「冷え」の症状が現れます。冷えた手足を温めることも大切ですが、血が集まったお腹部分を温めることにより、身体は「充分温かい」と判断し、手足の先に血液を再び供給しはじめる、という理屈です。

最近の腹巻きは「インナー」として、腹巻きをしていることが外見からわからない薄手のタイプが主流。薄い分、保温性の高い布素材でカバーしています。また、お腹回りだけでなく、胸のあたりからお尻までを包み込むタイプやキャミソールと一体型のタイプ、毛糸のパンツと一体型のタイプ、布の中に備長炭などの素材を駆使したタイプなど、さまざまなバリエーションがあります。もちろんデザインも洗練されたものばかりです。



改良された素材や形状 〜足を温める〜


首、お腹ときて、最後はやっぱり足。まず思いつくのは「靴下」ですが、現在ではさまざまなバリエーションが登場しています。中でも「五本指に分かれている靴下」が冷えにお悩みの方の間で重宝されているようです。運動して発汗することは「冷え」対策として有効ですが、汗をかいたままだと冷えてしまって逆効果です。その点、蒸れにくい五本指靴下は汗を吸収する面積も一般的な靴下よりも大きくなるため、汗による「冷え」を回避しやすいといえます。また、現在は繊維メーカーやスポーツウェアメーカーがこぞって保温性の高い素材の開発に取り組み、発熱性に優れた素材の靴下も多く出回っています。トウガラシの成分「カプサイシン」を付着させた靴下も人気です。

部屋でスリッパ替わりに履くものとして人気なのが「ダウンソックス」。ダウンジャケットの素材として使われている羽毛を駆使したソックスです。温かい上に蒸れにくく、軽く、しめつけもきつくない。さらに一部商品は水洗いも可能とあって、愛用している方が増えているようです。

また、足先が冷える際に足先ばかり温めているが、なかなか「冷え」が改善されない。自分にとって効果てきめんな靴下がなかなか見つからない。

そんなときには、いわゆる「レッグウォーマー」で「ふくらはぎ」を温めてみてはいかがでしょう。ふくらはぎで血流が滞ると、当然ながらその先にある足もとにも充分に血が巡りません。

保温性も高く、しめつけがきつくないものも多く販売されています。膝下からくるぶし、足の甲くらいまでを包み込むものから、筋肉がほとんどなく外部環境の刺激を受けやすい足首部分のみを包み込むものまで形状はさまざまですので、一度試してみてはいかがでしょう。