HOME > 健康レシピ > 【2020年3月号】 鶏手羽先と野菜のクミン炒め

鶏手羽先と野菜のクミン炒め

疲れやすい春先におすすめの炒めもの


春は気温差が激しく、自律神経の働きが乱れて疲れやすくなるといわれます。そんな季節に、元気の気を補うのに役立つとされる鶏手羽先をメインにした、簡単な炒めものはいかがでしょう。食欲増進や疲労回復が期待できるアスパラガス、肝の働きを高めてイライラを鎮めてくれるといわれるパプリカなどの野菜もたっぷり。クミンの香りが食欲を誘い、消化促進に一役。鶏手羽先は骨抜きの一手間をかけることで、食べやすくなります。



材料

 
材料(2人分)
鶏手羽先 4本
アスパラガス(細いもの) 5本
パプリカ(黄色) 1/2個
オリーブオイル 大さじ1
レモン(くし切り) 適宜

A)
少々
粗びき黒こしょう 少々
クミンシード 小さじ1/2程度


作り方


1.鶏手羽先は皮面を下にして包丁で切れ込みを入れます。
2.1.を両手で持って山折りにして関節を外し、骨の周りの筋を包丁かキッチンバサミで切り離しながら骨2本を引き抜きます。
3.アスパラガスは根元の固い部分の皮をむいて4cmの長さに切り、パプリカは種を取り除いて食べやすい大きさに乱切りにします。
(※太いアスパラガスの場合は、斜め切りにしたほうが火の通りが良くなります)
4.2.の両面にA)をもみ込んで下味をつけ、中火で熱したフライパンにオリーブオイル大さじ1/2を引き、皮面を4分焼き、さらに、ふたをして裏面を4分焼きます。
5.4.をバットに取り出して、キッチンペーパーでフライパンの汚れを拭き取ります。そこにオリーブオイル大さじ1/2を引いて中火で熱し、アスパラガスとパプリカに火が通るまで炒めたら、鶏手羽先の皮面を下にして再度フライパンに戻し、全体を軽く混ぜてなじませ、塩(分量外)で味を調えます。
(※アスパラガスは下ゆでせずに炒めることでシャキっとした歯ざわりが味わえます)
6.器に盛り付け、粗びき黒こしょう(分量外)をふります。お好みでレモンのくし切りを添えます。




レシピ監修 料理家 明子〈akiko〉

2009年より鳥海明子の名で東京を中心に料理教室や雑誌や書籍、WEBなどでのレシピ製作を開始。2015年から生まれ育った鳥取に帰り山根酒造場の「食と酒の実験室」室長兼賄い婦として活動。2018年冬からは「たべごと屋 日と月と」の屋号で料理家・明子〈akiko〉としての個人活動も本格的に再開。現在の主な関心ごとは、土地に根ざした食や人の魅力を掘り起こすこと。食 × 酒、酒粕などの発酵食 × エネルギーのある野菜の持つ可能性を探ること。鳥海明子名義の著書に、『ひとりごはんの薬膳レシピ』(誠文堂新光社)、『心とからだを元気にする養生の知恵、女性力を高める薬膳ごはん』鳥海明子著・邱紅梅(中医学監修)(マイナビ)、『ほろよい薬膳 体をほぐして温めるおつまみレシピ』(誠文堂新光社)など。