HOME > 健康レシピ > 【2009年5月号】キムチハンバーグ

キムチのピリ辛が効いた、変わりハンバーグ「キムチハンバーグ」


   
牛豚合い挽きミンチ 300g
白菜キムチ 150g
木綿豆腐 100g
玉子 1個
しょうゆ 小さじ1
サラダ油 大さじ1

作り方


1.木綿豆腐はキッチンペーパーにくるみ、耐熱容器に入れてレンジに2分かける。 step01
2.白菜キムチはあらみじんに刻み、軽くしぼる。
3.ボウルに合い挽きミンチと2のキムチ、玉子を割り入れ、1の豆腐を崩すようにしながら加える。 step03
4.手で粘りが出るまでよく混ぜ、しょうゆを加えてさらに混ぜる。
5.5等分にして丸め、空気を抜くようにして平たくする。 step05
6.フライパンを熱し、サラダ油を引く。
7.5を入れて中火〜強火で片面を焼き、ひっくり返して弱火にし、ふたをしてもう片面をこんがり焼く。




今や日本でもおなじみ。韓国の発酵食品


世界中にある発酵食品。その国や地方で脈々と受け継がれ、そこに生きる人々の健康を守ってきました。日本にも、味噌やしょうゆ、お酒に納豆、糠漬け・・・と数々の発酵食品があります。さて、お隣の国、韓国の発酵食品の代表といえば、「キムチ」。にんにくや唐辛子、魚や松の実など、たくさんのものと一緒に野菜を漬け込んだものがあります。日本では白菜を使ったものが一般的ですが、韓国では漬物のことを総称して「キムチ」と呼んでいます。家庭では常に2〜3種類のキムチが食卓に並ぶそうです。ちなみに、キムチの色が赤いのは、日本から赤唐辛子が伝わったからだといわれています。もともとは、白い漬物だったそうです。



食材のお話: キムチ


乳酸菌の宝庫。にんにくや唐辛子もたっぷり


キムチの健康効果に欠かせないものが、乳酸菌。腸の中にいる悪玉菌が増えるのを押さえ、腸の働きを正常に保つ働きをします。ただ、この乳酸菌は長く生きていることができないので、できれば毎日摂りたいものです。また、野菜をたくさん使うためビタミンや食物繊維も豊富。さらに抗菌効果のある成分を含むにんにくや、脂肪燃焼を助ける「カプサイシン」を含む唐辛子など、からだにいい成分がたくさんあるのがキムチ。また、野菜やにんにくに含まれるビタミン類の一部は、乳酸菌の働きで、別のビタミンに変化することもわかってきました。さまざまな栄養素を含むキムチは、韓国の人々の健康や美の源なのです。


料理のお話: キムチでちょっと大人のハンバーグに


日本の食卓でもおなじみのキムチを、ひき肉にザクザク入れてハンバーグを作ります。味付けは、しょうゆを少々。あとはキムチの辛味と旨味がおいしくしてくれます。豆腐と玉子を入れて、つなぎにするのがポイントです。水気が出やすいので、豆腐はしっかり水切りをしましょう。キムチも軽く汁気をしぼります。キムチの辛味によって味が変わってきますので、調味料はあくまでも目安に。好みのキムチを使って、オリジナルな味を作ってみてください。