HOME > 健康レシピ > 【2009年4月号】レタスのミルクスープ

快適な眠りを誘う、やさしい味のスープ 「レタスのミルクスープ」


   
レタスの葉 大きめのもの4〜5枚
たまねぎ 1/2個
ハム 4〜5枚
コンソメ顆粒 5g
牛乳 200cc
塩・こしょう 適宜

作り方


1.玉ねぎは薄くスライス、ハムは短冊形に切る。 step01
2.レタスは食べやすい大きさにちぎる。 step02
3.鍋に水400ccと玉ねぎを入れて火にかける。
4.沸騰し、玉ねぎの甘い香りがしてきたらハムとコンソメを加える。 step04
5.牛乳を加え、ひと煮立ちしたらレタスを入れる。 step05
6.ふたをし、レタスが少ししんなりしたら塩・こしょうで味を調える。




上質な睡眠のために食事も重要なポイント


眠気を感じるのは、脳内に「メラトニン」というホルモンが分泌されるから。そのメラトニンは、たんぱく質が分解される際に作られます。だから眠りに必要なのは、ハムや玉子、牛乳やチーズなどに代表される上質なたんぱく質です。また乳製品は気持ちを落ち着かせるカルシウムも豊富。だから牛乳は心地よい眠りを誘う強力なお助け食材。眠れないときにホットミルクを飲むとよいのは、栄養学的にも正しいことなのです。レタスやバナナなども鎮静効果のある食材。心身をリラックスさせることは、心地よい眠りにつながります。ただし、眠る前3時間に食事をすると、消化が睡眠を妨げます。食材を気にすることも大事ですが、食事の時間にも気を配ることが大切です。



食材のお話: レタス


加熱して、食物繊維をたっぷり摂る!


「苣(ちしゃ)」という和名を持つレタスは、水分を多く含む野菜として知られていますが、ビタミンB1、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、鉄、食物繊維、さらに体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンなどもバランスよく含まれています。日本ではサラダや肉料理の添えものなどに利用して生で食べることが多い食材ですが、中華料理ではチャーハンやスープなど、加熱して食べるケースも多く、かさが小さくなるために食物繊維をたくさん摂ることができます。ちなみに沖縄では、おでんやソーキそばにレタスが入っているケースも多々あります。


料理のお話: リラックス効果が期待できる食材をたくさん使って


レタスや牛乳のほか、たんぱく質を含むハム、そして神経を落ち着かせる香り「硫化アリル」を含む玉ねぎ。今回使った食材は、鎮静効果を促すものを多くしました。味付けも、刺激的なものはこしょうぐらいに抑え、やさしい風味にしています。火の通りやすいものばかりなので、あっという間に出来上がります。レタスはシャキシャキ感を残して仕上げますが、お好みでくったり煮込んでもOK。レタスは金気を嫌う性質なので、手でちぎりましょう。