HOME > 健康レシピ > 【2008年9月号】トマトそうめん

冷たい麺と夏野菜で、身体の中からひんやり「トマトそうめん」


   
そうめん 4束
トマト(中ぐらいのもの) 4個
青しそ 10枚
小さじ1・1/2
オリーブオイル 大さじ1・1/2
いりごま 少々

作り方


1.そうめんをゆでる鍋に、たっぷりの湯をわかす。
2.トマトは1.5cm角ぐらいのざく切りにする。 step02
3.青しそは千切りにして、氷水に入れてしゃきっとさせる。 step03
4.2をボウルなどに入れ、塩を加えて混ぜ、続いてオリーブオイル、いりごま、水を切った青しそを加えて混ぜる。 step04
5.1の湯が沸騰したらそうめんを入れ、吹きこぼれないように1分半ほどゆでる。  
6.ゆであがったらざるなどにあけて湯を切り、冷水でよく洗って水をよく切る。  
7.6を器に入れ、4をのせてできあがり step07




旬のものを食べてエコ!?


季節のものを食べるのは、いいことだと言われていますね。もちろん、季節に採れた食材はおいしいし、安い。だけど、それだけではありません。夏に採れる野菜や果物は「身体を冷やす効果」があるのです。南国の果物も同じ。逆に冬の野菜は「からだを温める効果」があります。季節や気候によって、その時期やその場所で採れる作物と、それを食べる身体は、驚くほどうまくバランスが取れているのです。まだまだ残暑厳しい折、エアコンで身体の外から冷やすより、中からひんやりさせましょう。また、旬のものの多くはハウス栽培ではなく、露地栽培。電気やガスの力を借りず、太陽のエネルギーで育つので、エコな作物といえるでしょう。



食材のお話: 今月の食材:トマト


身体ひんやり、夏野菜の代表選手


薬膳の言葉で「五性」といわれる食材の性質があります。トマトの五性は「涼」。身体の余分な熱を取る作用がある食べ物です。体液を作り身体の乾きを癒す、夏にうれしい野菜。西洋医学でも「トマトが赤くなると医者が青くなる」といわれるほど、身体によいものとして知られています。すっぱい風味はクエン酸。梅干やかんきつ類にも含まれている酸で、胃液の分泌を促して食欲を増進させるほか、疲労回復に効果があるといわれています。赤い色はリコピンいわれる色素。老化を促進させる活性酸素を取り除きます。そのほかビタミンCやβカロテンなど、豊富な栄養素を含むトマト。夏にモリモリ食べてください。


料理のお話: 料理のお話: 夏の定番、そうめんを


たまにはトマトで洋風アレンジ


暑くて食欲のない夏には、つるつるっと食べられる麺類を選ぶ人が多いでしょう。とくにそうめんは、夏の定番。冷たくひやしてめんつゆにつけて薬味と食べるスタイルが一般的ですが、夏も終わりに近づくと、少し飽きがきたような…。そんなときに覚えておきたいのが、この変わりそうめん。そうめんをゆでている間に、トマトを刻んで混ぜるだけ。ひんやり冷やしたそうめんにかけると、冷たいパスタのような風味になります。完熟したトマトがたっぷり含む水分は、そのままソースのような役割に。野菜不足になりがちなときに、ぜひ作ってみてください。また、殺菌や防腐、解熱効果のある、しそと一緒に食べることで、夏の疲れた身体にいっそう効果的です。食べる直前に大きく豪快にかきまぜて、どうぞ。