HOME > 健康レシピ > 【2007年11月号】きな粉のパンケーキ黒蜜かけ
■黒蜜の材料
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1.黒蜜の材料を鍋に入れ、溶かしながら弱火にかける。 | |
2.沸騰したら2〜3分煮つめ、火からおろして冷ましておく。 | |
3.きな粉、小麦粉、ベーキングパウダー、塩を合わせてふるっておく。 | |
4.ボウルに玉子と砂糖を入れて混ぜ合わせ、牛乳を加えて混ぜる。 | |
5.3のふるった粉を入れてダマにならないように混ぜ、生地を作る。 | |
6.熱したフライパンにサラダ油を薄く引き、一度ぬれふきんの上で冷ます。 | |
7.お玉1/2ぐらいの生地をフライパンに流し、丸く広げる。 | |
8.弱火〜中火で焼き、表面にぶつぶつ穴がたくさんあいたらひっくり返して両面こんがり焼く。 | |
9.皿に盛り、1の黒蜜をかける。 |
夜が長くなり、日差しもやわらかくなってきました。秋もそろそろ本番です。温かいお茶をいただきながら、ゆっくりした時間を過ごすのにぴったりの季節。ティータイムのおやつを、単なる「間食」と決め付けるのではなく、食事では獲りきれなかった栄養やミネラルなどを補給するものを考えてみませんか?
とくに一度にたくさん食べられない小さいお子さんがいる家庭なら、おやつは大事な栄養補給です。もちろん大人にとっても、おやつは大切。やみくもにお菓子やスナック菓子を食べるのではなく、きちんと考えてヘルシーなものをいただくようにしましょう。甘いものやゆったり過ごすお茶の時間は、精神が豊かになるもの。「心の栄養」だと考えてみましょう。
ご存知の通り、きな粉は大豆の粉です。大豆といえば「畑の肉」といわれるほど、たんぱく質が豊富。豆腐や納豆、みそと同じで、昔から日本人の健康を支えてきました。
この大豆に、今注目のアンチエイジングによいとされる成分がたっぷり含まれているのをご存知ですか?それは「イソフラボン」。女性ホルモンと似た働きをすることが知られていて、若々しく美しい肌やつややかな髪を作るうえで、重要な働きをすることが注目されています。
一時期、摂り過ぎが体によくないといわれて敬遠されたこともありましたが、普通に食品から摂取する分量なら問題ありません。また、黒蜜の材料になっている黒砂糖は、血液の流れをよくすることが知られています。体の隅々にまで栄養を運ぶ血液の流れがよくなれば、アンチエイジングに一役買う、といったうれしい助っ人です。
軽食にもなるパンケーキは、身近なおやつの代表選手。そのパンケーキに、きな粉をまぜて香ばしい風味に焼き上げました。さらに、メープルシロップやジャムの代わりに、黒蜜をかけていただきます。
きな粉を小麦粉、ベーキングパウダーをふるっておけば、あとは材料を混ぜてフライパンで焼くだけ。そのフライパンは一度冷ましておくときれいに焼きあがります。生地はゆるめなので、薄く均一に広げやすく、お子さんや友人同士で焼くときは、ホットプレートなどを使って一度にたくさん焼きながら食べても楽しいと思います。
黒蜜は、ヘルシーさを優先して、黒砂糖とざらめと水を煮詰めて作りました。ざらめの代わりに三温糖や上白糖でもかまいません。冷めると少しとろみが増すので、こころもちゆるめに仕上げて火からおろすのがコツです