HOME > 健康レシピ > 【2007年9月号】長芋のカレー
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1.米は洗って少し固めの水加減で炊く。 | |
2.豚肉は、塩・こしょうをふって下味をつけておく。 | |
3.長芋は縦1/4に切ってから食べやすい大きさに切り、玉ねぎはくし切り、にんにくはみじん切りにする。 | |
4.熱した鍋にサラダ油を引き、豚モモ肉を入れる。 | |
5.色が変わったら、玉ねぎ、にんにくを加えて炒める。 | |
6.香りが出てきたら、Aを振り入れてさらに炒める。 | |
7.全体に粉が行きわたったら、Bを加えて軽く混ぜて煮込む。 | |
8.沸騰したら長芋を入れて5分ほど煮る。 | |
9.炊き上がったご飯を盛り、8のカレーをかける。 |
夏の終盤を迎えたこの季節。立秋を迎え暦の上では秋でも、まだまだ暑い日が続いています。こんなときに注意したいのが、夏バテ。厳しい暑さに加え、熱帯夜による睡眠不足、冷房による冷えや、外気との温度差で生じる疲労感…。夏は思った以上に身体に負担がかかっています。それが夏の終わりから秋にかけて、表に出始めることが多いのです。
夏バテは倦怠感や食欲不振などが起こり、食欲がないからちゃんとした食事ができず、さらに倦怠感にみまわれる…。と悪循環を起こしがち。味付けや調理法などで、食べやすい工夫をすることが大切です。
自然薯、丸いも、イチョウ芋などの山芋の中でも、比較的手に入りやすい長芋。ヌルヌルした独特の粘り気と、シャキシャキした食感でおなじみの食材です。 昔から「山のウナギ」とか「精がつく」と言われている通り、スタミナのつくものとして知られています。
漢方でも「山薬」と呼ばれ、滋養強壮や心臓によいとされています。
デンプンを分解する酵素「アミラーゼ」を豊富に含み、夏バテした胃腸の働きを助けてくれます。
にんじんやジャガイモの入ったカレーをはじめ、野菜カレーや豆カレー、インド風カレー、スープカレー…。今や家庭でもいろいろなカレーが食卓に並ぶようになりました。
今回は、夏バテの救世主、長芋をたっぷり食べられるカレーです。食欲のない季節には、カレーがぴったり!スパイスの香りが食欲を誘い、発汗作用もあります。疲労回復に効果があるとされているビタミンBをたっぷり含んだ豚肉を使って作れば、まさに百人力!やさしい辛味の、ちょっとなつかしい味に仕上げていますので、しっかり食べて夏バテを吹き飛ばしましょう。
辛いカレーがお好きな場合は、にんにくを炒めるタイミングで好みのスパイスを加えてください。豚肉の代わりに、鶏モモ肉でもおいしくできます。長芋をこんがり焼いて入れれば、香ばしさがプラスされ、また違った味が楽しめます。