HOME > 健康レシピ > 【2007年4月号】はと麦入りかぼちゃのミルクスープ

ニキビに悩める乙女の救世主はと麦:「はと麦入りかぼちゃのミルクスープ」


   
はと麦大さじ3
かぼちゃ 200g
ベーコン 2枚
玉ねぎ 1/4個
400cc
牛乳 150cc
コンソメキューブ 1個
塩・こしょう 適宜

作り方

1.はと麦はさっと洗い、たっぷりの水(分量外)に一晩つけておく。
2.かぼちゃは一口大の薄切り、ベーコンは1cm幅、玉ねぎはくし型に切る。
3. 鍋に水、水気を切ったはと麦を入れて火にかける。
4.沸騰したら、ベーコン、玉ねぎ、コンソメ、かぼちゃを順に加えて弱火〜中火で煮込む。
5. かぼちゃがやわらかくなったら火を止めて牛乳を加え、塩・こしょうで味を調え、ひと煮立ちさせる。。




ニキビや吹き出物が出やすい季節


季節の変わり目は、どうしてもお肌の調子が不安定になります。
とくに春先は、ニキビや吹き出物に悩まされる人が多いようです。埃っぽい空気や紫外線の量が増えてくることのほか、新しい環境に変わることによるストレスなど、いろいろなことが考えられますが、この季節の生物の「芽吹き」も要因だと言われています。

春になると植物の多くは新芽を出します。生き物は元気に動き始めます。人間だって同じ。寒い冬を越し、温かくなるにつれて、新陳代謝が活発になってきます。このとき、毛穴が詰まっていたり老廃物がうまく排出されていなかったりすると、そこが詰まって吹き出物の原因になってしまうのです。

そこに埃やストレスなどが加わって、さらにニキビや吹き出物の出やすい状態に…。 普段に増して、お肌のお手入れを丁寧に。そして刺激物をなるべく避け、新陳代謝を正常にする食事を心がけましょう。



今月の食材:はと麦・かぼちゃ


民間療法では「いぼとり」に使われるはと麦


「鳩の好物だから」「たくさん収穫できることから“八斗麦”」と呼ばれていたなど、由来がいろいろあるはと麦。日本に伝わってきたのは奈良時代とも言われ、長く日本人の食生活になじんできた穀物です。

ほかの穀物と比較して、たんぱく質が多く、新陳代謝を活発にする働きがあるとされています。民間療法では「いぼとり」に使われていたほど。今でも漢方では「ヨクイニン」という名で、ニキビや吹き出物に悩む人の処方されています。

かぼちゃは、カロテンを豊富に含む野菜。このカロテンは体内でビタミンAに変わり、粘膜や肌の保護する働きをします。ビタミンCやEも含まれているので、お互いの相乗効果で、血液循環をよくするので、血行不良による肌荒れを防いでくれます。


スープにすれば手軽に摂れるはと麦は一晩水につけておくだけ


はと麦といえば、お茶やお米に混ぜて炊くものというイメージがありますが、豆や野菜のような感覚で、スープの具に使ってみましょう。プリッとした食感で、和洋中、意外と何でも合います。使う前に一晩つけておけばOK。最近は、水につけずにすぐに使えるものも出回っていますよ。

ただし、はと麦には独特の香りがあるので、気になる人は、今回のようにベーコンなど個性の強い食材と調理したり、スパイスの効いた料理に入れるのがいいでしょう。

作り方はとても簡単。鍋に入れて煮込むだけ。味付けはコンソメと塩・こしょう。コンソメはベーコンから旨みが出るので一般的な分量よりも少なめにしています最後に牛乳を加えてできあがり。
牛乳を入れたあとには沸騰させすぎないように注意してください。