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親子で心身ぽかぽか!「温育セミナー」潜入レポート!

今月の元気通信は、子育てママを支援するコミュニティ「ままてぃ」と「温育チャレンジ*」のコラボ企画「温育セミナー」に潜入!約50組のママ&キッズが参加したホットな会場の模様をレポートします。人気ドクター石原新菜先生の講演「子どもの心と体を育む温め学」で伺った“冷やさない子育て”の秘訣や、「母と子のヨガ教室」で教わった楽しいヨガのポーズもご紹介!

イベント会場風景

去る2015年9月17日、三井ガーデンホテル柏の葉にて開催。

*『温育チャレンジ』とは、母と子のからだ、これから母になりたい女性のからだを「温めて育む」プロジェクトです。専用Webサイトやセミナーを通じて、衣・食・住の観点からトータルサポートしています。

推進企業:砂山靴下株式会社、養命酒製造株式会社、MADOショップ(YKK AP株式会社)
企画運営:セルフドクタークラブ(株式会社ジャパンライフデザインシステムズ)

石原新菜先生を囲んで50組のママとキッズが大集合!

石原新菜先生を囲んで50組のママとキッズが大集合!

温度に反応するサーモカメラでも集合写真をパチリ!参加者全員の体温もアップしたようです!

温度に反応するサーモカメラでも集合写真をパチリ!参加者全員の体温もアップしたようです!

会場には養命酒製造の公式キャラクター「養命酒のびんくん」も応援に!子どもたちも興味しんしんでした!

会場には養命酒製造の公式キャラクター「養命酒のびんくん」も応援に!子どもたちも興味しんしんでした!

「子どもの心と体を育む温め学」がスタート!

講演してくれた先生:イシハラクリニック副院長 石原 新菜(いしはら・にいな)先生

長崎県生まれ。小学2年生までスイスで過ごす。医学生時代に父の石原結實(いしはら・ゆうみ)医学博士と共に、ミュンヘン市民病院の自然療法、英国のブリストル・キャンサー・ヘルプセンター、メキシコ・ティファナのゲルソン病院などを視察し、自然医学への見識を深める。現在は東京のイシハラクリニックで主に漢方医学、自然療法、食餌療法による治療を行う。『さよなら ぷよぷよ肉・冷え・むくみ 今日から水出し生活 水毒を改善する3つのメソッド』(メディアファクトリー)、『病気にならない 蒸しショウガ健康法』(アスコム健康BOOKS)など著書多数。



子どもも体が冷えている!

子どもは平熱が36.5〜37.2℃と高いことから、昔は「子どもは風の子」といわれましたが、今は平熱が35〜36℃台前半の子どもが多く、低体温がさまざまな不調の原因になっているそうです!

低体温はこんな症状の原因に…!

東洋医学では、体内に余分な水があると、代謝が下がるので、体が冷える原因になると考えます。
低体温は、アトピー性皮膚炎、湿疹、じんましん、気管支ぜんそく、花粉症(鼻炎、結膜炎)などのアレルギー症状や、うつ、パニック、てんかんの原因のひとつになる可能性もあるそうです!

「冷えのサイン」チェックリスト

体が冷えているサインは、こんな所に表れるそう。
当てはまる項目が多い子どもは、要注意です!

  • check ほっぺたや手足、お腹を触るとひんやり冷たい
  • check 鼻水がじゅるじゅるする
  • check 水っぽい痰の絡んだせきが出る(特に明け方)
  • check 下痢、軟便、便秘、腹痛がある
  • check 皮膚がカサカサする
  • check 唇や歯茎の色が悪い
  • check 水分をたくさん欲する
  • check 暑くないのに寝汗が多い

妊娠・授乳中の食事が子どもの体質に影響する!

妊娠中、授乳中のお母さんの毎日の食事や離乳食が、子どもの体質に大きく影響するそうです。例えば乳児の湿疹は、体内に摂取した不要な化学物質などを皮膚から出そうとして起こります。子どもの健康を守ってあげるためには、親の食事から気を遣う必要があるんですね。

石原先生のお話 メモをとりながら熱心に聞くお母さんたち

石原先生のお話を時おりメモをとりながら熱心に聞くお母さんたち。

どんな食事にすればいいの?

保育園や幼稚園、小学校の給食は変えられないので、せめて家での食事はアレルギーの原因になるものを避け、体を冷やさない食品を使ったメニューにしましょう。例えば、牛乳は体を冷やす陰性食品なので、乳製品をあげるなら、体を温める陽性食品のチーズのほうがおすすめだそうです。また、離乳食にはよくバナナが使われますが、バナナも体を冷やす陰性食品だそう。平熱が高く元気な子どもなら陰性食品を食べても問題ありませんが、平熱の低い子どもや、アレルギー症状がある子どもには体を温める陽性食品を積極的に食べさせるようにしましょう。

体を冷やす「陰性食品」と、温める「陽性食品」とは?

体を冷やす陰性食品の特徴

色味は白・青・緑系、精製されたもの、南方原産、夏が旬、水っぽい

牛乳、豆腐、豆乳、水、緑茶、コーヒー、麦茶
うどん、白米、白パン
ビール、白ワイン、マヨネーズ、バター、酢
バナナ、パイナップル、オレンジ、みかん
レタス、トマト、きゅうり、ナス

体を温める陽性食品の特徴

色味は赤・黒・だいだい系、発酵食品、北方原産、冬が旬、硬い

チーズ、紅茶、ほうじ茶、昆布茶、烏龍茶
そば、玄米、黒いパン、塩、味噌、醤油
黒ビール、赤ワイン、梅酒、日本酒、焼酎
りんご、さくらんぼ、ぶどう、プルーン
冬野菜、根菜類、海藻、漬物、生姜

体を温める食品に置き換える工夫を!

今まで何気なく摂っていた陰性食品を、陽性食品に置き換えることで冷え体質を改善できます。

  • 冷やす! 温める!
  • 白砂糖、三温糖 黒砂糖
  • 麦茶 ほうじ茶
  • 白米 玄米1:白米1にして、黒ゴマ塩(黒ゴマ8:天然塩2)をかける
  • 生野菜 煮物(かぼちゃ、さつまいも、大根などの根菜)
  • 生のバナナ 焼き塩バナナ、ドライフルーツ、りんご
  • ケーキ 和菓子、ココア(黒砂糖・豆乳入り)、チョコレート
  • ヨーグルト はちみつ(ただし1歳未満の子どもにはちみつはNG)
石原先生のお話 メモをとりながら熱心に聞くお母さんたち

会場では黒砂糖が配られました。血糖値が急激に上がる白砂糖に比べ、黒砂糖は血糖値が穏やかに上がっていき、少量でも満足感が得られます。しかも黒砂糖には白砂糖の150倍のカルシウムが含まれているそうです。

体を温める「塩」は、極端に減らす必要なし!

塩は体を温めるので、健康のためにと極端に減らす必要はないそうです。塩分は筋肉の収縮、神経伝達、骨の形成に必要ですし、血液、鼻水、汗、涙、消化液の成分にもなります。薄味にしていると、子どもが家で食事をあまり食べず、塩味のおやつを欲しがったりするのだとか。それは体が冷えて塩分を欲しているサインなので、みそ汁などでしっかり塩分を摂りましょう。石原先生は、子どもと外出する際には保温水筒に温かいみそ汁を入れて持ち歩いているそうです。

子育て中の石原先生の家の食卓は…?

ご自身も7歳と4歳のお子さんの子育て中という石原新菜先生の家では、「和食の粗食」が定番です。朝晩必ずみそ汁と納豆付きで、玄米と白米が半々のごはんに黒ゴマのゴマ塩をふりかけます。おかずは焼き魚、煮魚、小魚、魚介類、刺し身などの魚と、さつまいも、かぼちゃ、切り干し大根、きんぴらごぼう、ひじきなどの野菜類が中心です。肉はほとんど摂らず、ときどき鶏肉を食べる程度。白砂糖、牛乳、マヨネーズ、バター、マーガリンを使った食事は避けているため、もともと家に置いていないのだとか。ただし、外食は好きなものを食べてOKというルールにしているそうです。

冷え対策には「運動」も不可欠!

体温の4割は筋肉からつくられています。男性より女性に冷え症が多いのは、女性は男性と比べて筋肉量が少ないせいです。低体温や冷え症の改善には、筋肉を作る運動が不可欠です。おとなも子どもも、日々の生活の中でアクティブに体を動かすことで、平熱が上がってくるそうです。また、運動はストレス発散や心の健康にもつながります。赤ちゃんの大泣きも運動のひとつだそう。できるだけ歩行器を使わずハイハイをさせることで、腹筋や背筋、腕の力がつき、心肺機能を鍛えられます。

毎日必ず「湯船」に浸かりましょう!

近年は入浴をシャワーで済ませる人が増えていますが、体を冷やさないためには、毎日3分でも5分でも湯船に浸かるのがポイントだそうです。入浴することで、汗をかいて上手に体温調節ができる体になります。入浴習慣をつけることで体が温まり、アトピーや便秘が改善した子どももいるそうです。また、湯船に浸かると体力を使うので、リラックスしながら自然に体力をつけることができます。小さな子どもと一緒に入浴して、子どもと歌ったりしりとりをしたりして遊べば、お母さんも湯船でじっくり半身浴ができて一石二鳥ですね!

24時間、寝るときも「腹巻き」を!

お腹を冷やすと、内臓が冷えるので、おとなも子どもも24時間「腹巻き」をするのがおすすめという石原先生。腹巻きをすることで、体の芯から温まり、夜中に目が覚めることもなくぐっすり眠れます。冷えを改善することで、寝冷えによる便秘、下痢、腹痛の予防や、子どものおねしょ予防にもなるそうです。

「母と子で楽しむヨガ教室」に潜入!

温育イベントの第2部では、ヨガインストラクターの小柴久子先生の指導で、子どもと一緒に楽しめる母と子のヨガ教室が開催されました。その中から簡単なヨガをご紹介します。ぜひお子さんやお孫さんと一緒にチャレンジしてみましょう!

ヨガインストラクターの小柴久子先生

ヨガインストラクターの小柴久子先生が
わかりやすく指導してくれました。

1お尻歩きをする♪

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子どもを背後から抱いて、お尻を地べたにつけたまま、お尻だけで「1,2,1,2」とお尻歩きをします。かかとを突き出して、おへその奥から力を入れることで、お腹がぽかぽかしてきます。

2子どもとギッタンバッコン♪

子どもと向かい合って、手をつなぎ、体を前後に動かして船を漕ぐように「ギッタンバッコン」します。腰から下半身の血流が促されて体がほぐれてきます。

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3飛行機ブーン♪

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お母さんは仰向けに寝て、腕を伸ばして子どもの脇腹を持ち、目と目を合わせて子どもを安心させます。次に、子どもを載せた膝をゆっくり上げて、前後や左右に動かします。

4猫になる♪

仰向けになった子どもの上に、お母さんが四つん這いになって猫のようなポーズになります。
次に、両手両足をもう少し開き、息を吸いながらお尻を引き上げ、吐く息で両腕の間に頭を入れるという動作を繰り返します。

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5ゴキブリのポーズ?!

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子どもをお腹に仰向けに載せ、両手両足を天に向かって伸ばして、ぶらぶらとゆらします。この動きによって、末端に詰まった老廃物をデトックスすることができます。


まとめ

養命酒オリジナルキャラクター「びんくん」

子どもの健康は親にかかっています。毎日の食事、運動、入浴、腹巻きを親子で実践することで、さまざまな不調の原因になる冷えを一掃して体温をアップしましょう!
ちなみに今回会場に応援に来てくれた養命酒オリジナルキャラクター「びんくん」をはじめ、「はこさん」「カップちゃん」の3兄妹が9月よりLINEスタンプになって登場しています!ちょっとシュールで癒し系のスタンプをぜひチェックしてみてください(*有料スタンプです)
http://line.me/S/sticker/1179124

LINE スタンプ line_qr



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