ジュージューと音を立てるアツアツのさんまにレモンをジュッと垂らす・・・これぞ日本の秋の醍醐味です。さんまの健康パワーから料理、雑学に至るまで“さんま尽くし”でお送りします!
今年のさんま、皆さんはもう食べましたか?今年は豊漁で、漁獲高も上々。築地市場の8月の入荷量は昨年の倍にも上ったそうです。1尾100円を切るさんまもスーパーなどでよくみかけます。 さんまの旬は9月から11月にかけて。今がまさに旬です。旬より以前に獲れるさんまは一般的に「新さんま」と呼ばれ、脂の乗りが旬の時期ほどではありませんが、刺身で食べたり、酢で締めたりするのには向いています。新さんまが獲れ始める7月頃は、なんと競りの段階で1尾1000円を超えることも!その価格が秋になるにつれてだんだんと下落していくことになります。 ちなみに、さんまはスーパーで一年中並んでいる魚。水揚げされる時期以外のさんまは、冷凍したさんまを解凍したもので、俗に「ヒネもの」と呼ばれています。新さんまが出始める頃は価格が圧倒的に違うので一目瞭然ですが、8月頃になると新さんまの価格も落ちてくるため、表記がない場合はお店で「これはヒネもの?それとも新さんま?」と聞いてみるのがよいでしょう。ただ、「ヒネもの」でも脂が乗っていて美味しいケースは多々あります。 それではここで、「美味しいさんま」の見分け方をご紹介しましょう。購入する際にはぜひとも参考にしてくださいね。 【Point-1】お腹が硬い 【Point-2】黒目の周りの白い部分が濁っていない 【Point-3】尾を持ち、頭を上にして垂直に立てた際、刀のようにピンと一直線に立つ 【Point-4】青みがかったウロコが多い 【Point-5】尾の付け根や口元が若干黄味がかっている 【Point-6】大きくて厚みがある ※スーパーなどではあまり触れず、見た目の要素で選ぶようにしましょう。
さんまの「苦味」を演出しているのが、「ワタ」と呼ばれる内臓です。通常、魚はワタを抜いて食べることが一般的ですが、さんまの場合はワタを除かずに塩焼きにしたりしますよね。それはなぜかといいますと、さんまの内臓は至って単純な構造をしており、餌を食べてから排出するまでに1時間とかからないため、内臓特有のえぐみが少なく、他の魚よりも比較的食べやすいからです。 「それでもワタはちょっと苦手・・・」という方もいますよね。逆に「ワタが酒の肴に最高!」という方もいらっしゃるはず。そこで、双方の豆知識をここでご紹介しましょう。
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