HOME > 生薬百選 > 【2007年10月号】生薬百選43 黄ごん(オウゴン)


生薬百選43 黄ごん(オウゴン)


青紫色の花なのに、名はコガネバナ。
「黄ごん」の所以について迫ります。

シソ科のコガネバナの根の周皮を除き乾燥したものを黄ごん(以下オウゴン)といいます。
コガネバナは黄金花と書きますが、花の色は黄色ではなく、青紫色をしています。生薬として使用される根の色が鮮やかな黄色であることからコガネバナと言う名になったそうです。


コガネバナ
コガネバナ


オウゴンに含まれる成分には、黄色を呈するバイカレインなどのフラボンが含まれています。このバイカレインには抗アレルギー作用があることが報告されています。
オウゴンの薬効は、解熱、解毒、胆汁分泌促進、胃液分泌抑制、抗炎症、抗アレルギー、抗菌、脂質代謝改善作用などが知られており、多くの漢方方剤に使用されています。メタボリックシンドロームで脚光を浴びた防風通聖散にも配合さています。



黄ごん(生薬)


生薬として使用される植物の中にも、コガネバナの様にきれいな花を咲かせるものがあります。ぜひ観賞用に栽培してみてはいかがでしょうか?




■ 古川 康二(養命酒中央研究所・研究担当)
生薬成分の分析を主に担当しています。