薬酒について

薬になる動植物・生薬の発見

今から数千年前、人々は酒に薬草類(生薬)を浸し薬酒にして飲用することを考え出しました。酒の効用と生薬を一つにしたら、より効果的な薬ができ、しかも楽しく飲めるのではないかとの考えからでした。

当時、酒は今日のように酔うための飲み物ではなく、貴重な医薬でした。 食べ物としての穀物や果実は人間の生命を司る霊力を持つと信じられ、酒はそのエキスなので霊力がより濃厚であると考えられたのが始まりです。

古代、酒が貴重な医薬であったことは、“酒は百薬の長”ともいわれ、また現在の「医」の字の古字が「醫」で医が酉(さけ)によって支えられたかたちになっていることからもわかります。一方、人々は日常の食生活の経験の中から、口にする動植物の中に特別な作用を持つものがあることに気付きました。

たまたま体の具合がよくなかったとき、口にしたものによっては体の調子や気分がよくなることに気付き、その経験を集積して、薬になる動植物、つまり生薬を発見したのです。

薬酒なるほどMEMO

女の腰に火をいけよ

女性の腰部は冷えやすいから温めよということわざ。ふつう皮膚温は血液の流れの多少で調節されているが、女性の場合この調節機能が失調しやすいため、局所的に皮膚面の血流が異常に少なくなることがある。腰や手足が冷たくなるのはこのためで、こんなときはぜひ薬酒を試されることをおすすめしたい。