品質と安全への責任

薬用養命酒は、医薬品医療機器等法で定められた許可要件である製造販売後安全管理(GVP)と品質保証(GQP)、製造管理及び品質管理(GMP)に則って、確かな品質管理を行っています。工場における品質部門と製造部門が連携し、品質管理と製造管理の両面からよりよい商品を工場から送り出せるよう日々努めています。
 

薬用養命酒の品質管理システム

製品の安定供給のために

薬用養命酒は、14種類の生薬のうち1種類が欠けても製造することができません。輸入元の天候不順や急な価格高騰などのカントリーリスクを回避するために、生薬の国内比率を5割以上に引き上げることを目指して国内栽培化等を進めています。これからもお客様に安全で安心な商品をお届けするために、長期安定的に原料が確保できる体制構築に取り組んでいます。

岩手県田野畑村「生薬センター」

岩手県と青森県で採取したクロモジ(生薬名:烏樟)の集荷加工拠点である生薬センターは、メハジキ(生薬名:益母草)やボウフウ(生薬名:防風)のテスト栽培とトチュウ(生薬名:杜仲)の管理を行うなど、当社の生薬調達における一大拠点となっています。

  • ボウフウの試験栽培(岩手生薬センター)

新潟県新発田市

新発田市は、従来より薬用作物の栽培に力を入れていた地域でしたが、東京生薬協会から派遣された栽培指導者がクロモジの自生を確認したことから、当社と協力してクロモジの安定供給と産業としての定着化を図っています。

山口県山口市

クロモジの安定栽培に向けた条件の検討のため、山口市の休耕地等を活用したクロモジ苗500本のテスト栽培を行っています。

長野県駒ヶ根市

駒ヶ根工場がある駒ヶ根地区の農業振興の一環として、駒ヶ根市との間で森林の里親協定を締結し、市有林の整備を協働して進めています。地域の農家と協力して、クロモジなど薬用作物のテスト栽培を行っています。

  • クロモジ定植の様子(駒ヶ根市)